魚の糠漬けは加工品としても非常に重要なもの。
江戸時代から記録に残るもので、主に日本海越前以北、北海道などで作られている。
糠にはビタミン類、栄養素が豊富である上、独特な風味がある。
魚の生臭みを取る働きもあるように思う。
だだいいことずくめの糠漬けにも、大きな欠点があった。
それは塩分濃度が高いことだ。
塩っ辛い、昔ながらのものは、確かに独特の旨味があり、酒の肴としては上々だろう。
ただ、高い塩分ではあまり量が食べられない、食べるのが恐くなる。
そこへいくとこの「ぬかさんま」は塩分濃度が低い。
低いのに適度に熟成して糠とサンマの合わさった旨味がたっぷり感じられる。
酒の肴にもいいし、しかもご飯にもいける。
最近、「昔ながらの加工品」が単にいいとは思えなくなって、このような私自身に優しい水産加工品をありがたいと思うようになってきている。
岡田水産北海道 北海道赤平市共和町
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、サンマへ
http://www.zukan-bouz.com/fish/datu/sanma.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
山口県萩市『藤田水産』の平太郎 後の記事 »
2009年05月06日の改訂記