湖東天野川ほとりに世継ぎという不思議な名の集落がある。
ここには、その昔「ハス料理」を名物にする料亭が軒を並べていたという。
そして今に残るのはたった一軒のみ。
それが『やまに』である。
江戸時代には二条城に魚を納めていて、そこから山に二条城の「二」を頂いたものだとのこと。
米原駅からタクシーで数分で琵琶湖に出る。
少し北上すると、天野川の橋を渡り、川にそってくだると店の前に出る。
まさに琵琶湖畔にある。
天野川では数人の釣り人が湖産アユを釣っており。
河口に向かうと、思った以上に大きい琵琶湖が見える。
ちょうど正面に「えり」が見える。
要するに定置網のことで確か俳句の世界では「えりさす」というのが春の季語であるはず。
思ったよりも新しい無愛想な建物の表に「やまに」と看板がある。
「ごめんください」というと若い可愛らしい女将さんが迎えてくれた。
部屋に通されて、その二方から琵琶湖が望める。
品書きを見せて頂き、当然ハス料理のフルコース。
そこに「車切りだけはどうしても食べたいとお願いする」
「車切りはめったに出来ないんですが、少しお待ち下さい」
待つこと数分、おしぼりを持ってきてくれて、「車切り大丈夫です」とのこと。
さて、ここからハス料理のフルコースが始まるのだ。
2008年7月21日
滋賀県米原市世継736
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ハス
http://www.zukan-bouz.com/koimoku/danio/hasu.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/
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