徳島県徳島市津田町といえば、市街といってもいい場所柄なのだ。
市内中心部を流れ来る新町川と園瀬川の交わるところ。
こんなところに県内有数の漁港があるところが、徳島の素晴らしいところだろう。
ハモ、ワタリガニ(ガザミ)、エソ(マエソ)、ボウゼ(イボダイ)など徳島市には前海に豊かな魚貝類がたっぷりある。
さて、ここ津田漁港地先から1個1キロ以上のイワガキがやってきた。
重い、重い。
1個850円はたいした値段で行きつ戻りつ、考える、考える。
クマゴロウの『マルコウ』なので、「何やってるんだ。このオヤジは」と声がかかる。
「イワガキのこれって間違いじゃないよな」
「そうだよ。ハチゴ、読めないのか」
「サンゴ(350円)にならないかい」
「無言」
いやいやながら買い求め、クマゴロウに剥かせて、中華『さくら』へ持ち込む。
大皿に盛りつけてもらったら、それはそれは見事だった。
イワガキのいちばんうまい時期は過ぎ去ってしまった、とはいえ、うまいな。
よろこんで盛りつけをする、中華『さくら』のまささん。手前は関係ないけど相模原橋本の『多子作』さん
こんな光景を横から見ていた山梨県のトラック行商人太田さんも交えて、4人で試食。
食べた順からため息がもれる。
本当に名状しがたい味とはこれだよなーー。
津田地先のイワガキは心底うまい。
しかも長々と続く微かな渋み、旨味が殷々心地良いな。
「夏を感じる味だよな!」
イワガキの食べ方
1 貝殻をむく。
2 身を外して真水で貝殻や汚れをささーっと落す。
3 食べやすい大きさに切って、あとは食べるだけ。
味付けはなにもいらない。
イワガキにはちゃんと塩味がついている。
今回はレモンを添えてみた。
なぜかオレンジ色の国産レモン。中華『さくら』にあったものなのだ。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、イワガキへ
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/pteriomorphia/kaki/iwakaki.html
八王子市場案内へ
http://www.zukan-bouz.com/zkan/sagasu/toukyou/hatiouji/hatiouji.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/index.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
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週末までが長かった