寒くなるとスミイカが食いたくなる。
スミイカは標準和名コウイカのこと。
面白いことに、東京ではコウイカがたっぷりの墨にまみれていると鮮度のいい証拠として喜び、瀬戸内海周辺では嫌ってよーくよーく墨を洗い流す。
だから「墨烏賊」と呼ぶのは関東周辺だけなのである。
8月、9月に出るコウイカを「新イカ」という。
ときにキロあたり3万円前後して、走りを喜ぶ江戸っ子のよすがを忍ぶ。
それが10月ともなると、ちゃんとスミイカの形をして、まだまだ若いが旨味も十二分に感じられるようになる。
スミイカの季節到来だ。
そして肌寒の11月だから、市場でスミイカを見ない日はないというくらいだ。
今回のものは神奈川県三浦半島東京湾べりの小柴産。
まごうことなき江戸前ものを、朝帰りした日の昼酒一合、そいつのアテにする。
まだまだ小振りなので甘みは今イチだが、旨味がのって、しかも刺身を横から見ると厚みが出てきている。
酒一杯でベッドにダウンなのだから、イカ一杯でちょうどいい。
神無月も過ぎて、一年経つのも早いななんて、思いながらトロトロと眠りにつく。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、コウイカへ
http://www.zukan-bouz.com/nanntai/kouika/sumiika.html
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