西京漬けの季節なので、白味噌のあらみそ(つぶみそ)を買い求めた。
八王子総合卸売組合『マルコウ』のクマゴロウの横に、タイラギの貝柱が5つ、6つ。
「いくらだい」
「200円でいいや」
明るいナショナル君が「今日はあんまり魚がありませーん」と言う。
本当に定番的なものしかなく、致し方なくカイバシラ1個だけ。
帰宅して半分に切り、振り塩。
半時間ほどおき、水洗いして、合わせ味噌に夕方まで漬ける。
夕食はシチューなので、これはボクの酒の肴。
タイラギは焼くと硬くなる。
だから端っこから少しずつかじりつく。
西京味噌の風味にタイラギの苦みと強い甘みが浮き立ってくる。
口の中で噛みほぐしていると、どんどんタイラギの旨みで満たされてくる。
これを洗い流すのが、赤霧島。
立川の居酒屋『太鼓』さんにもらった絶品焼酎なのである。
そうだ、最近『太鼓』にぜんぜんいってない。
まさに師走なのである。
作り方
1 タイラギの貝柱を厚み半分に切る。塩焼き程度に振り塩。
2 半時間弱おいて塩を洗い流す。水分をよく拭き取っておく。
3 みりん、酒、砂糖、西京味噌(白味噌)を合わせて練る。おかず用なら砂糖多めにする。
4 貝柱を5〜6時間つけ込む。
5 漬けみそから取り出し、みそをを取り除き(水洗いはしない)、遠火でじんわり焼き上げる。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、タイラギへ
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