マテガイ塩ゆで、春近し

0
mategai1.jpg

関東の市場で、意外に見かけないものがマテガイなのである。
「いっぱいあるじゃないか」と思われるかも知れないが、残念ながら市場でマテガイとされているのはオオマテガイ、もしくはアゲマキ。
本家本元のマテガイはめったに見つからない。
その最大の原因は干潟の消滅、環境悪化だろう。
まだまだ日本のお役人、政治家さんとやらも自然保護には無関心と言わざる終えない。

さて、マテガイには春を感じるな。
なにせ多摩地区は寒い。
近所の畑では霜柱が10センチ近く伸びている。
春が恋しい。

さて山口県産のマテガイが八王子卸売センター高野水産に売られていた。
ひとつかみ買ってきて、水洗い。
沸騰した塩水にどさっと放り込む。
約2分くらいゆでて、ザルに揚げる。

熱いうちに食うのがうまい。
貝の香りに、強い甘み。
マテガイにはときどき泥臭いのがあるが、今回のものにはまったくそれがない。

さて、これが我が家の貝春の始まりである。
アカガイ、アサリにハマグリ、アゲマキにバカガイ。
どのような菜を合わせようか、こんなことを思案するのが楽しい。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、マテガイへ



このエントリーをはてなブックマークに追加

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.zukan-bouz.com/mt-app/mt/mt-tb.cgi/2698

月別 アーカイブ

このブログ記事について

このページは、管理人が2010年1月29日 08:48に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ぼうずコンニャクの新年会」です。

次のブログ記事は「ナマコは冬の味」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。