引っ越し中で落ち着かない、仕事もたてこんで、疲れは頂点にある。
5月だというのに気持ちが晴れない。
そんな慌ただしい朝の市場で見つけたのが三重県産のハモ。
まだまだ身に張りがなく、触ってみても脂ののりは感じられない。
八王子総合卸売センター『高野水産』社長が、「そろそろ(ハモの)季節だね」なんていうので、少々お高いが買ってみる。
夕暮れ時に骨切り。
とっぷり暮れたなと思ったら、7時半を超えているのだ。
これを〝落とし〟にする。
湯の中に〝落とし〟ては氷水に取る。
水分を切って梅肉酢で食べる。
一人っきりの夕食は、はもすきに〝落とし〟。
ブルックナーを聴きながら、冷酒を傾ける。
「やはり脂はのっていないな」
でも初物は、なかなか喜ばしきものだ。
ハモ落としの作り方
1 梅肉を砂糖、煮切りみりん、だしで割り、すり鉢でする。
2 ハモの骨切りをする。手前から弧を描きながらシャキシャキとリズムを刻む。
3 一口大に切り離し、熱湯に落とし、身を開花させて、冷水に取る。
4 よく水分を切り梅肉酢を合わせる。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ハモへ
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