東京都『大田市場』に来てみませんか?

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東京で市場と言えば、だれでも築地が浮かんでくるのではないか?
後は千住で、「大田もあるよ」というと、
「あれはやっちゃ場(青果市場)じゃないか」
てな認識が大多数であろう。
ところがドッコイ、ここにもちゃんと魚市場があるのである。
しかも個性的で「いいものてんこ盛り」の優れた魚市場が。

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もちろん、築地と比べると魚貝類の量は少ない。
でも、ここには全国からの荷のなかで、関東の地魚が目立ち、明らかに築地よりも東京らしいのである。
ボクが行った日にも、相模湾は小田原の朝どれの魚、例えば刺身にできるゴマサバにキメジ(キハダマグロの幼魚)、ヒラソウダ。
千葉県内房竹岡のオオメハタ、イラ、ムツなどなど、まるで産地そのものを思わせるに十二分なものが並んでいる。
荷受けである大都魚類はこれからもっともっと、地魚に力を注ぐのだという。
楽しみである!

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広大なやっちゃ場の一隅に、大都魚類の大水槽が並んでいる。
これほどの大水槽が置けるのも、大田市場のすごいところだろう。
ハモ、ヒラメ、カンパチ、トラフグが泳ぎ。
売れ行きがいいので、毎日生きのいい魚が入れ替わる。

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最後に、大田市場を特徴付けるのが、仲買さんの持っている下町人情的な接客である。
これなら一般客も安心。
新しく店舗を作ろうとする人たち、チェーン店のオーナーなどにも大きな救いと成るに違いない。
「大田市場おそるべし」
築地ばかりに目を向けていた自分にバツをつけるしかない。
これからは「大田市場にこそ未来あり!」なんて思ってしまうのである。
仲買の新規参入も大募集中であるよう。
たくさんの新規参入があることを祈るのである。

大田市場へは東京モノレール流通センターから徒20分ほど。
大森駅、品川駅からバスが出ている。

大都魚類
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このページは、管理人が2011年6月11日 15:06に書いたブログ記事です。

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