サンマはみそ汁に限る

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沖縄に旅をして魚料理に関する考え方ががらりと変わった。

日本人の常なのか、刺身第一に思ってしまっていたのが、

その上に汁が浮き上がってきたのだ。

沖縄で魚汁(みそ汁)をお願いする。

普通、主菜、ご飯にくっついているのが汁のはずが、

沖縄では実は汁こそが主菜なのである。

ようするにとんかつ定食のとんかつ、であり、

ニラレバ炒め定食のニラとレバーの炒め物にあたる。


さて秋もたけなわとなり、サンマがうまい。

塩焼きに刺身に、酒のあてのなめろうを作って、

締めのご飯の友にみそ汁を作る。

仕事のある日の夕方、スーパーで

30パーセント引きのサンマの刺身などを見つけたら、

即買いしてつましいケの夕食の主菜に作るのもみそ汁だ。


作り方は書くまでもない。

お刺身なら鍋に水と一緒に放り込み、

煮立ってきたらアクをすくう。

そこに私的おすすめがタマネギで真横の方向

5ミリ幅ほどに切り、煮えたら、

みそを溶き入れて出来上がりなのだ。


汁というのは、料理の脇に勝手についてくるもの、

という関東での位置づけは

大間違いのコンコンチキなわけで、主役と言うよりも

酒の肴としても、ご飯のおかずとしても王様なのだ。

というのが一口するるだけでわかるはず。

切り身のトロリンコとして舌触りと、

タマネギの甘さ。

これをご飯にかけてもうまいんだよな。


好みの問題だが、薬味は山椒に限る、などと思っております。

お後がよろしいようでテンテンマル(......。)


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このページは、管理人が2012年10月 7日 18:49に書いたブログ記事です。

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