秋田の賢さん、なべ婦人から今年も見事なハタハタをいただく。
毎年ありがとうございましたとともに、
一年のまことに早く過ぎ行くのに無情を感じる。
残り少ない今年、来年とご夫妻、ご子息にも
ご健康でいられることを祈りたい。
さて、ハタハタとはなんと便利な魚であろう。
鱗はほとんどなく、クセもなく、その上、味わい深い。
しょっつるではなく、島根県水産課水産技術センターの作った、
ニギスの魚醬で、なべ仕立てにし、塩焼きにし、
また醤油につけ込んで、焼くつもりでもある。
今回、塩焼きがすこぶるつきにうまい。
檀一雄は太宰治がハタハタを手づかみで食らうのを見て、
愉快に感じるとともに、その野生を感じて、
感動を覚えたと書いていたように思うが、
ハタハタはワイルドに食らうのが一番。
太宰に習い、
静岡県清水で作っているグリーンダイダイを
たらしながら手づかみで食らう。
酒は肥満が気になるので、アイルランドのブッシュミルズして、
これもまたよしなのである。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ハタハタへ
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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2012年11月24日 土曜日 後の記事 »
岩手大槌町『たかのり海産』のサケの寒風干し