昨年暮れに、島根のキヨちゃんに頂いたのが、
鳥羽市水産研究所が作ったハバノリ。
ハバノリというのは知名度からして「よくわからない」存在で。
「たぶん誰も知らない」と考えてもいいかも知れない。
ボクは人に話すとき、「しらないだろうな」という前提で話す。
魚好きでも知らない人は多いだろう。
ワカメと同じ褐藻類で
房総半島や三浦半島、伊豆半島などでは
お正月に欠かせないもの。
島根県では十六島海苔などと比べると、
猛烈ローカルな存在でしかない。
でも個人的な意見ではあるが磯の香りが強く、
ほどよい塩気があって、ご飯にかけたり、
汁に入れたりして、すこぶるつきにうまい。
これを七草がゆに入れて八草がゆにしてみた。
七草は『あいち知多 西垣農場』のもの。
「とうどのとりに」と歌いながらとんとんとたたいた。
とんとんとたたきながら、出版予定の本が「売れますように」と祈り、
今年こそは海藻の食文化の方面でも前進したいものだと祈る。
乾したハバノリはオーブントースターを開け閉めしながら
約5~6秒あぶる。
七草とハバノリをかゆにのせて、八草がゆで朝ご飯。
本日から仕事が3つ重なる。
ばんばるぞ!
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ナミガイの玉、こりゃうまいね!