しもつかれを買いに今市に 04

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そしてまた街歩きを再開。

懐かしい雰囲気の雑貨店を見つけて入ってみる。

店内には調理道具、農具、紐類、文房具なども置かれている。

「唐津屋」の息子だったので、店内の雰囲気が懐かしい。

奥から店番の女性が出てきた。

「少し見せてください」と断り、

念のために「半紙売ってますよね」と聞く。

「売ってますよ」と答えが返ってくる。

古くからの雑貨商で商うもので

半紙(だけだはないが)は重要な商材だったのである。

店番の女性は、この屋の嫁にあたるらしい。

栃木と言えば「麻の紐」と「鬼下ろし」なので記念に買う。


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店を出ると人出は前にも増して多い。

賑やかである。

人混みを縫うように、もう一つの酒蔵、

『渡邉佐平商店』に向かう。

酒蔵の入り口でなにやらイベントを行っている。

もう一度、人をかき分けると、

なんとも見事な日本家屋が見えてきた。


sakehanomenenia.jpg


がらりとガラス戸を開けて、いろいろ試飲だせていただく。

非常にボク好みだったので一升瓶5本購入。

ちなみに日本酒飲みが地方に行き、

好みの日本酒があったら迷わず買うことだ。

送料は驚くほど安く、ご近所で買えない日本酒が買える。

 

そしてスーパー『かましん』の食品売場をのぞく。

探すまでもなく、ちゃんと「しもつかれセット」がある。

「さがんぼ」も「もろ」もある。


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じっくり見ようと思ったのだが、

昨日来の睡眠不足のために体がついていかない。

結局、「さがんぼ」も「もろ」も買わず、

地調味料も買わずに出てしまう。

 

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できるだけ、路地を見つけて余分に歩く。

今市の街で目立つのは

呉服店(着物、和装品を売る)が多いことではないか?

日光東照宮の手前の、市の立つ場所が「今市」。

そういえば奈良県吉野の手前は「下市」。

聖域(少々変な表現に思える)の近くに

「市」のつく町があるのも意味があるのだろう。

こんなことを考えながら人混みを脱して、

JRに向かうか、東武鉄道に行くか迷い。

消極的に東武鉄道にする。

 

駅員さんに聞くと、この日の特急はすべて満席。

快速に乗るべく改札を出る。

 ホームにはちゃんと駅弁を売る老人がいる。

座席を確保して、〈駅弁売りから駅弁を買う〉ためだけに

食べたくもない駅弁を買う。

駅弁売りから駅弁を買うのは何度目だろう? 

初めてではないと思うが、ほとんど思い出せない。

鹿沼駅近くになって、「日光まるごと 味の弁当」を開ける。

これがほどよく日光らしくて、ほどほどにうまい!

 

nikonikonanaokaga.jpg


快速列車はほぼ各駅停車に近く、

やっと、東武動物公園、北千住を過ぎ、押上手前での

「半蔵門線直通」のアナウンスに大急ぎでホームに下りる。

どうやら我が家から日光に行くには

新宿線神保町駅から半蔵門線乗り換えて押上駅に、

ここで東武鉄道に乗り換えるのが正解であったようだ。


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このページは、管理人が2013年3月17日 07:07に書いたブログ記事です。

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