坊勢島で教わった「がんぞがれい飯」

0

gannzokaferei000.jpg


兵庫県姫路市家島群島坊勢島で教わった郷土料理を再現してみた。

坊勢島で「干がれ」というのはタマガンゾウビラメの素干しのこと。広島県尾道、岡山県ではデベラなどという。一般には木槌などでたたいて軟らかくし、あぶって食べるものだが、島では様々な料理に利用されている。

なかでも飯に漬け込んだ「干がれ」をご飯に挟み、またのせたのが「がんぞがれい飯」。古くは柳行李の弁当入れに入れ漁に出たという。

「干がれ」はあぶって香ばしく、濃厚なうま味がある。これに「富士大醤油」で作った甘辛いタレをしみこませて、ご飯に合わせたのだからまずいわけがない。

「干がれ」ででしか生み出せない味わいで、まことにこれなら一升飯もじさずといううまさ。しかも低カロリーではないかな、などと思う。


作り方

1 まずはタレを作る。みりん、酒、水を鍋に入れてアルコールを飛ばし、富士大醤油を加えて少し煮つめる。

2 干がれはあぶって食べやすい大きさにちぎる。

3 2をタレに漬け込む。

4 一昼夜漬け込んだら、柳行李にご飯を半分つめ、漬け込んだ干がれを乗せ、またご飯を盛り、一番上に干がれを乗せる。


坊勢漁業協同組合


このエントリーをはてなブックマークに追加

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.zukan-bouz.com/mt-app/mt/mt-tb.cgi/3100

月別 アーカイブ

このブログ記事について

このページは、管理人が2013年8月 4日 18:08に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「明石でいろいろ」です。

次のブログ記事は「姫路市女鹿で魚貝類出合い旅」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。