姫路市女鹿で魚貝類出合い旅

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兵庫県漁業協同組合連合会・澤井さんが迎えに来てくれて、

県の山下さんと姫路まで移動。

姫路市妻鹿漁港にある坊勢漁協直売所を見る。

ここは4年ぶりではないだろうか?


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坊勢島名産の「坊勢さば」が円形の水槽で泳いでいる。

活けのバリ(アイゴ)、オコゼ(オニオコゼ)、ワタリガニ(ガザミ)、

メバル、ガシラ(カサゴ)などを見ていると、今すぐに刺身で食べたくなる。

 

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直売所の魅力的なオネエサンが、ムラサキウニをむいている。

実は瀬戸内海ではバフンウニ、ムラサキウニがとれる。

が、どちらも今や幻の味なのである。

これなどここに来なくては食べられない味。

坊勢の水産物は実に魅力的で、食いしん坊のボクには

「見ているだけ」なのが耐えられないんだよなーー。

 

バリの水槽の前でいると直売所の方が、

は夏の大型魚は安く、10月から11月にとれる

小型が好まれているとのこと。

大型のバリは煮つけにするそうだが、うまいだろうな。

 

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この日採取した魚名。

シマイサキ=イサキ

このあたりではイサキがほとんどとれないため。

セトダイ=ビングシ

テンジクダイ=シロジャコ、(イシモチ、ネブト、メブト)

山下さん曰く、淡路島ではカマジャコ。

ガシラ(カサゴ)は冬から春にかけてまずく、秋に味がいい。

 

最近、坊勢の底引きでミヤコボラがとれているという。

オキニシ科ミヤコボラは細かい砂地を好む巻き貝。

底曳き網で揚がるエビ(特にアカエビ属)やミヤコボラから

瀬戸内海の海底の変化がわかる気がする今日この頃だけど、

気のせいだろうか。

 

兵庫県の水産加工場に移り、

澤井さんが兵庫県の加工品を数点見せてくれる。

蒸しただけのマガキが非常にうまい。

同煮つけ、同カルパッチョ、マダコの柔らか煮、げたの煮つけがうまい。

ならんだ総菜加工品はどれも味がいいのだが、

ひとつひとつを見る限りは弱い。


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これは1品目をたっぷりパッケージングしないで、

例えば『フジッコ』がやっているような少量パックにして、

兵庫県の海産物を多彩に楽しめるようにすると魅力的だと思う。

 

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今回の特に魅力を感じたのが

カキをまるごとすりつぶした「オイスターソース」。

実は中華調味料のオイスターソースとは、

似ても似つかないもので、蒸してペースト状にしたもの。

ネーミングに問題ありだが、これが実に、実に銘品である。

「蒸しただけのカキ」と同様に

あまり素材に手を加えていないのがいい。

フレンチのパテ、ディップ、またキッシュなどに

加えると威力を発揮しそうだし、

和の和え物、椀種のまんじゅう(お菓子ではない)のあんにも使えそう。

 

1610分姫路港から高速船(ラピート桂)で坊勢島へ。

家島群島が見えて来て、石切り場の異様に驚かされる。



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このページは、管理人が2013年8月 7日 07:08に書いたブログ記事です。

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