沼津はまだ明けやらぬ4時に魚市場に到着。ライトの下で巻き網の選別が始まっている。場内地物は少なく陸送の締める比率が高い。
市場内を地物を探して右往左往する。巻き網の主な漁獲物はゴマサバ、マルソウダである。その内定置網も接岸して選別を始める。こちらは小アジが中心。よくみると中にイブリカマスらしきものを見つける。これはウロコがしっかりしている、また縦すじはっきりしているなどから間違いなくイブリカマスだ。漁師さんに聞くと、「こんなもの昔からみんな知っとったな。ここらじゃ“オニカマス”というな」。
場内を歩く内にケータイがなる。青木さんから珍しいキントキダイがいるというので伊豆七島の荷のところへ走る。見るとキビレキントキとゴマヒレキントキ、シモフリハタ、タマメイチもある。
ここに飯塚栄一さんも到着。市場をひとまわりしていると大きなキハダマグロを揚げている船を発見。飯塚さんがカメラを取り出す機会も今日は少な目である。「やっぱり底引きがないと寂しいですね」と話ながら朝食に誘って頂く。
沼津には8時過ぎまでいた。志下の「カネマル笹市」に寄ろうか迷うが疲れがどっと押し寄せてきており断念。しかし足が重いな!
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