9月27日のこと

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 曇り、なんだか寂しいほどに肌寒い。メール・掲示板のチェック、寿司図鑑のネタ選び。結局決まらない。
 朝食は豚三枚肉と小松菜の炒め物、たい粕(アラスカキチジの粕漬け)、川中島納豆、長野県大町市の「おざんざ」を入れた具だくさん吸い物、ご飯、常備菜。

 八王子魚市場、到着は8時半ちょうど。サンマの山の周りで魚屋さんたちがうろうろしている。
「原価で出すかな?」つるつるの頭をなでながら魚屋さんは思案に耽る。
「一日くらいサンマがなくたっていいでしょ」
「そうもいかないんだよな。サンマが好きな人は多くてね」

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街の魚屋の仕入れはとても良心的である。ときに高値になると原価で出したりするのだ。食に関心があるなら、ぜひ魚屋で魚を買って欲しい

 これは台風の北上でサンマが高騰、小さなものでも1本卸値で100円を超えてしまったせいだ。鈴木さんのところにもどると昨日のオオエチュウバイがまだ残っている。もう一度見直すと、エチュウバイではないかと思え始めてきた。それで2個購入してくる。
 八王子綜合卸売センター、高野水産、ギンガメアジが来ている。産地不明であるがキロ/700円。1本100円ほどなので2本購入。八王子総合卸売協同組合には面白いものなし。『やまさん』で日高昆布とサバ削り節を買う。日高昆布は500グラム3000円程度を買うのだが、今月は苦しいので思い切って1キロ2100円のものにする。

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昆布に関しては間違いなく関西の方が安くていいものがある。しかも小さな商店街にも優れた昆布を売る店があるのが羨ましい

 昆布を買っていたら「あんたのところはスローフードだわね」と顔見知りのイヤなおばはんに言われる。「ワシはスローフードというのは大嫌いなんだ」と言うと大笑される。
 日常使いの昆布にはいつも苦労する。年間使用量が羅臼(オニコンブ)、利尻昆布(リシリコンブ)も含めると4キロくらいだろうか? 子供に出汁をとらせると使う量が最小限ではないので、消費が激しく、やはり値段が気になるのだ。

『市場寿司 たか』でギンガメアジと養殖シマアジの握りを撮影。養殖のシマアジのうまさに驚くが、どっこいギンガメアジも負けていない。

 帰途、旗野農園に立ち寄る。これは昨日買った小松菜がうまくて、明日の朝も食べたいため。するとエンダイブやフレンリソーレル(間違っているかも)などサラダセットの野菜が初収穫だという。これを分けてもらってくる。
sarada.jpg

 午前中、エッチュウバイ、産地不明のノコギリガザミの撮影、画像の整理を続ける。まだまだ未整理のものが膨大に残る。
 昼食はご飯にたい粕(アラスカキチジ)、エッチュウバイの酒蒸し(撮影したもの)、シジミのみそ汁。

 午後、外出。中央線で聞く立川談志の「芝浜」がいい。若い頃の立川談志、天才と言われたわけが痛いほどわかる「芝浜」、「らくだ」である。これじゃ春風亭小朝が勝てるわけがない。立川談志にのめり込みそうだ。

 雑用を9時までにすませ、帰宅は10時半。超すし詰め状態の中央特快が立川談志の「芝浜」のお陰で楽しいくらいだ。明日も「芝浜」をもう一度聞こうかな。
 帰宅後、メール・掲示板のチェック。農文協の『聞き書 長野の食事』を読み、0時前にダウン。


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このページは、管理人が2005年9月28日 08:21に書いたブログ記事です。

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