10月29日(土曜)のこと

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 早朝から慌ただしい。寝床でノンビリなんて夢の又夢だ。家族を残して市場に向かう。
 7時半近くに八王子魚市場、目に付いたのは広島の剥きがきのかんかん。これが来るとカキの本番である。気仙沼のカツオにサンマ。場内魚であふれている。中でも目立つのはサヨリ、そろそろこれも多くなる。市場内、『三招』で生の鴨肉をくれと言うと、失礼なことに「本当に買うの、キロ/3500円だよ」と言う。少し高いなとは思うものの『三招』の疑わしそうな目つきに思い切って買う。この店、高級食材だけを扱っていて、本来貧乏人は相手にしないのだ。『源七』も店内、人がひしめいている。

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源七の店先、土曜日なのに混んでいる

 八王子総合卸売協同組合、『光陽』でモツ煮込み定食。『三恵包装』で肉まん6個入り260円を3個、kiriのガーリックチーズ160円を2個。八王子綜合卸売センター、『ビックリ屋』で水菜とタモギタケ。8時半近くなって『市場寿司 たか』を覗くと今、「暇だから早く来い」と言うが握ってもらいたいハモを持ってきていない。大慌てで帰宅。そのとき「ズゴーン」という、地響きを感じる爆発音。そんなもの気にしている余裕がないのでハモを持って市場に帰り着く。
『市場寿司 たか』に入るやいなや、「すごい爆発だったね。あっちから白い煙が出ていたから前田道路かな」と、たかさん。そのたかさんの「白身がなくて困ってるんだよね」というのに答えて八王子魚市場に向かう。前田道路の前に救急車が止まっている。
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 ダイちゃんのところでコロダイ(キロ/750円)2キロのものを確保、もう一度、八王子綜合卸売センター『市場寿司 たか』にもどる。ここで薬師神さんからいただいたハモ照り焼き、塩焼きの握りを撮影。
 ハモをもう一度軽くあぶったのだけれど、少しあぶり足りなかった。このために少々、硬めであったが味はいい。とくに丹念な骨切りに驚く。
 帰宅は9時前。大急ぎで着替えて、太郎達の行事に向かう。10時過ぎに退散して、魔が差したのか古本屋に入ってしまう。ここで少々、夢中になり、時刻は正午近い。帰宅は正午前。肉まんの昼食。
 午後から膨大な未処理の画像データを整理・保存。そして寿司図鑑2日分作成1本アップ。そして時計は3時前。
 家人を連れて八王子綜合卸売センター、『市場寿司 たか』で作成する小物の打合せ、残り物だという鮪の八の字をお土産にもらい、家人は寿司をご馳走になる。酒の安売り店でビール(偽物です)などを買い、帰宅したのが4時過ぎ。大急ぎで寿司図鑑1本をアップ。画像の整理を大方終わらせて5時。

 夕食に酢飯を作り、あぶったハモの照り焼き、塩焼きで押し寿司を作り、鍋の用意。ハモはあぶるそばから子供達がつまみぐいをする。確かに脂があってうまい。

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京都、『八木包丁店』で買った押し寿司の型。使うのは久しぶり
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寿司を押すのは子供達にやらせたが、なかなかよくできている

 夕食は鱧の押しずし、ハモと鮪八の字のチリ。酒は薬師神かまぼこさんの愛媛県宇和島にちなんで『梅錦』。飲み過ぎて食べ過ぎた。

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ハモの湯引きは、辛子酢みそで、そして鱧チリに

 食後、少しだけ、改訂、画像の整理・保存。11時近いなと思ったところまでは記憶にあるが、小林信彦の渥美清の本とともに速やかにフェードアウト。


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このページは、管理人が2005年10月30日 09:45に書いたブログ記事です。

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