安いね、「本みる」。今年はなんども仲買と立ち話した。いつもは安くて3000円、高いと5000円以上なんてこともざら。それが今期は2千円代から、驚いたことに千円代に下がることもあった。それでも上物、すなわち型のいいのは値が下がらない。
このミルクイ、江戸前寿司の代表的なネタなのだけれど東京湾でとれるなんて、しかもたっぷりとれているなんて知らなかった。それで実際にこの目で見るために行ってきましたよ。横須賀市新安浦、横須賀東部漁協へ。そして想像を超える大ミルクイを見せつけられたのでした。これなら総て築地の上物屋に行くのだろう。このことに関しては後ほど魚貝類を探す旅に書くのでお待ちを!
さて回転寿司や値の安い寿司屋さんではミルクイは使えない。代わって使われるのが値の安いナミガイ。これを市場では「白みる」という。ミルクイがアサリ、ハマグリなどとともにマルスダレガイ目なのに対して「白みる」はオオノガイ目である。そのナミガイは対岸の千葉県内房ではとれても、横須賀では見られない。これも不思議だな。
ミルクイの詳しい情報へはここから!
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/heterodonta/bakagai/mirukui.html
「白みる」、ナミガイの情報はここから!
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/heterodonta/oonogai/namigai.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/