秋の味わい シナモクズガニ(上海がに)とモクズガニ

0

 昔ながらの秋の味覚で忘れてはならないのがモクズガニ。「つがに」「ずがに」「川がに」「ひげがに」なんて呼ばれる。そして、そんな日本古来の味わいが忘れられてきて、ぐぐっとステージに登場してきたのが上海がに(シナモクズガニ)なのである。モクズガニが今では幻の味わいとしたら、上海がには築地など流通の場でも、またときにスーパーでも見かけるありふれたものとなりつつある。
 その「つがに」(モクズガニ)をとる漁師である永野廣さんにシナモクズガニを送ってみた。これは和中川がに味対決をしてもらうためだ。この2種、主にメスの子を楽しむのだが、ともに濃厚な味わい、そして風味。これが脇役とも言える身の味わいとともにどっちがうまいのだろう。我が家では高知産のと比べて雌雄がつかなかった。でも身の多さ、子の多さ、からいって和のやや優勢であることを言っておく。
 永野さん曰く、「子の味で『つがに(モクズガニ)』が絶対上ですね」とのこと。「高知によったら日曜市の店(土佐の廣丸)に立ち寄り、『つがに』を食べてみてください」と改めて高知の「つがに」の味に自信を持ってしまったようである。

画像は永野廣さん撮影。左の大きいのが和のモクズガニ、右が中国産シナモクズガニ
koreha.JPG
土佐の廣丸へは
http://www.zukan-bouz.com/zkan/hiromaru/index.html
モクズガニのページへは
http://www.zukan-bouz.com/kani/iwagani/mokuzugani.html
シナモクズガニのページへは
http://www.zukan-bouz.com/kani/iwagani/sinamokuzugani.html


このエントリーをはてなブックマークに追加

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.zukan-bouz.com/mt-app/mt/mt-tb.cgi/179

コメント(1)

おはようございます。今、下の川でもモクズガ二(やまたろがに)がとれています。台風の後、大きいものも入った事もあります。かにかごを仕掛けてとります。今まで、川のかにでは「いがに」だけがおいしいと思っていましたが、たくさん食べるうちにモクズガニのおいしさがわかるようになりました。水にさらしておく、湯がき方や、塩の量でも味が変わるように思います。そして、やはりメスがおいしいと思います。子が入っていると最高においしいですね。それにしてもぼうずこんにゃくさんの朝食はいつも豪華ですねぇ。

月別 アーカイブ

このブログ記事について

このページは、管理人が2005年10月12日 10:26に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「10月11日のこと」です。

次のブログ記事は「10月12日のこと」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。