晴れ、寒い。多摩の山岳地帯では降雪をみたという。
起きあがると、まだ外は真っ暗である。まだテレビには早く、ラジオをつける。
朝食はサンマのみりん干し、ウインナーとカリフラワー・ニンジンのサラダ、生卵、納豆、もずく、なめこのみそ汁、ご飯。相馬市山形屋の醤油がいい。
ブログをアップして外出する。
八王子魚市場、ダイちゃんのところにマイワシ、マサバ、いなだ(ブリの幼魚)。
全部銚子からの荷
坂本君のところには見事なアラ。値段を聞きたいと思ったが担当者はどこにいたのやら。『源七』には大間から釣りマグロ(クロマグロ)。値段は聞きたくないが味見したいなと、若旦那の顔をみてやめる。
八王子綜合卸売センター、高野水産に大分の丸昌水産から3.1キロのハマフエフキ。これがキロ/1200円しかしない。知りあいの料理屋さんにお願いして半分こ。『市場寿司 たか』に持ち込む。また福島県相馬市からアカドンコ。なかに色合いの違うのがいて、ボウズカジカではと思い購入。日本海から、赤ばい(neptuneaとして比較するにやはりエゾボラモドキとなる)。パッチがないのだけれど、呼び名から、たぶん兵庫か福井県産だと思われる。
『市場寿司 たか』でハマフエフキの握りを撮影。砂ずりと背を握ってもらったが、抜群にうまい。
帰途、旗野農園などを回る。ブロッコリー、カリフラワー、キャベツなどがここでは盛り。ふと気になって浅川沿いにあるクルミを探すが実はひとつも見つけられない。今年はもう拾われてしまった後であるようだ。川風になびくススキの白い穂が美しい。
縄文期を通して関東平野はもっとも暮らしやすい環境にあった。その食生活の基本となったのがクルミやクリ、クヌギやシイなどの木の実だ。クルミの木は多摩川流域ではもっとも普通に見られるもの
帰宅後、やはりアカドンコであるのを確認して撮影。解体すると腹の中からワラスボ属のような魚を発見。これも撮影する。その後、たまりにたまった画像を整理。結局保存は出来ない。寿司図鑑を作成。今日からは『栄寿司』で1ページ作る。
午後となり慌ただしく外出。
中央線で眠りに落ちそうになったときに目の前に不気味な娘がいるのを発見。この娘、左手に単行本、右手に大きなカフェオレのカップ、スナックの箱を持っている。赤く大きなストライプのスカート、グリーンが入ったアーガイルのセーター、ベレー帽に黒いマフラー。どれひとつ変なものではないのであるが、本人自身の容姿も含めて、総てがチグハグなのだ。似合っていないのはいいとしてもスナックがポロポロと足元に落ちている。カフェオレもときどきこぼれている。そして左手の単行本は江國香織である。眠りに落ちながらどうして、これを不気味に感じるのか考えていたら、いつのまにか熟睡してしまって、目覚めたら正面に神田川の木々の紅葉が見える。
お茶の水には7時過ぎまで。檀一雄のエッセイを読みたいので東京駅に出て始発で帰る。
帰り着いて近所の『開花』で3合6勺の燗酒、カキの入った湯豆腐にポテトサラダ。これで2500円。
帰宅は10時前。風呂から上がり、11時半まで画像の整理、保存。そしてダウン。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
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寒い時期にいい『船場汁』