秋になるとぐっとうまくなるのがヨロイイタチウオ。市場ではもっぱら「ひげだら」と呼ばれている。値段は大きいものでキロ/2000円以上。高値安定型の魚で、選び方のコツは出来るだけ大きいものを選ぶこと。
この魚、世間では高級魚「ひげだら」として知る人ぞ知る存在なのだが、現物を見たことのある人はほとんどいないと思われる。その現物は高級魚とはいえ、なんとも情けない面構え。地方では「なまず」とか「沖なまず」と呼ばれているごとく、どこか醜いのだ。
その醜い深海の魚がなぜ高いのか? それは全魚類参加の「世界昆布締め大会」で優勝経験があるからだ。まさにオリンピックの金メダリストのように光り輝いて、多くの食通を感動させた。そして食通でもない、ぼうずコンニャクですら旨さに泣けてしまうのだから、小泉首相は国民栄誉うまい賞でも贈呈したらいいのだ。
晩秋から冬が旬のヨロイイタチウオの昆布締め。料亭で食うか、自分で作ってお安く済ませるかは、勝手に決めてくれ!
市場魚貝類図鑑のヨロイイタチウオへ
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ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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