「鍋こわし」とは鍋をこわすほどにうまいのか? またあまりにまずくて鍋を投げつけてこわしてしまうのか? 後者の方が面白いのだけれど、間違いなく「うまい」方である。
それでは、その美味な「鍋こわし」の正体はいかなるものか、というとトゲカジカのことである。カジカの中では大きくなるモノで2キロ、3キロにもなるらしい。これを寒い北海道で夕食用に荒縄で縛って持ち帰り、荒々しくぶつ切りにしてみそ仕立ての鍋にする。たぶん北海道だから馬鈴薯(ジャガイモ)やニンジン、玉ねぎなんかもぶち込んで無造作に作るのがいいな。まさに厳冬が旬の「鍋こわし」である。
鍋こわし 食らいて暑いと 窓開ける(ぼうずコンニャク吟)
俳句はあくまで遊びです
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