秋田といえばハタハタ。このハタハタ、今では高級魚となってしまったが、「昔はトロ箱いっぱい、何十円だったかな」という時代があったのだ。その秋田であるからハタハタの食べ方・料理も多彩で見習うべきところが多い。
その秋田に我がサイトの協力者である、なべ婦人がいて、今年もハタハタの三五八漬けを送っていただいた。これがうまいのだ。届いた時にはまだ漬かり方が浅めかなと思って大急ぎで飛騨コンロを出して焼いてみる。試しに1本だけのつもりが疲れ果ててしまっていたためか、ワンカップを冷蔵庫から出すうちに3、4本と焼きながら食べてしまった。赤い菊姫のワンカップが、この麹がきいたハタハタに合うのだ。
さて「三五八漬け」とはなにか、まず数字は塩=3、麹=5、米=8のこと。これで野菜や魚などを漬け込んでしまうのだ。味わいは塩辛さのなかに麹の香りと甘さが感じられて、我が家では大人の味。酒のすすむ「あて」となる。
秋から冬にかけてとれるハタハタを漬け込んで、温かいコタツで食べるのがハタハタの三五八漬けを焼いて食うのだから冬の季語となるだろう。
秋田のなべ婦人に感謝いたします。
荒海を 思いてハタハタ 三五八漬け(ぼうずコンニャク吟)
俳句はぼうずコンニャクの戯れです
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