１月17日（火曜）のこと

今月から数回にわたり肩こりについてお話していきたいと思います。 　このコラムを読んでくださっている方の中にも肩こりで悩んでいるという方がおられるかと思います。 そんな肩こりで悩んでいる方に思い出していただきたいのですが、このような経験はありませんでしたか。 「以前は肩こりが出ても、一晩寝れば楽になっていたのに段々コリ感が取れなくなってきた。」 　実はこの一晩寝れば改善するというのが肩こり症への第一歩なのです。 　一晩寝ればコリ感がなくなるというのは、決してコリが取れているわけではなく、感覚的に楽になっているに過ぎないのです。 このように一晩寝れば改善する状態をコリの初期段階とここでは仮定しますが、このコリの初期段階をそのまま放置しておくことにより、コリは段々蓄積していきます。 　 　初期段階では表面的なコリに過ぎないのですが、この状態を放置し、日々蓄積していくことにより、筋肉は表面だけではなく、深部から固まっていきます。 そして、ある一定段階を超えると常に肩こり感が抜けなくなってしまいます。 つまり、筋肉に余裕がなくなってしまうわけです。 　それでは、どのくらいの期間で深部から固まってしまうのでしょう。 僕の経験値では数年前までは働きだして４〜５年というところでした。 ２２歳で働き出したとして２６，２７歳で肩こりが強くなっていたわけです。 しかし、最近のオフィスのOA化やライフスタイルの変化などにより早い方では1〜2年で強い肩こりを訴える方も見受けられるようになりました。 　それでは、どのように改善していけばいいのでしょうか。 　初期段階ではウォーキングなどの有酸素運動やストレッチなども有効なのですが、肩が固まってしまった状態では深部に芯のように硬くなった部分ができ、それがあるがゆえにストレッチなどで表面的にコリを取ったとしてもまたすぐにコリ感が戻ってしまうのです。 　結局のところ肩こり症になってしまった場合には、深部よりコリを強制的に取り除き、筋肉をリセットされた状態に戻すという体質改善を図るしかないのです。 肩こり症へのカウントダウン　その２ 肩こり症へのカウントダウン　その３ 当治療院URL↓ http://www16.ocn.ne.jp/~kusunoki/ 続きを読む