カーテンを引くと外は真っ白。ベランダまで出て行き交うクルマを見ると積雪はそれほどでもない。ただし、気温は零下だろう。雪の日に急ぐことはないとゆったり着替えていたら、姫が起きてきたので長靴を履かせて市場を目差す。
八王子魚市場、気がかりであった千葉県船橋からくる『源七』はすでにトラックをしまっている。場内にはいるとやはり人は少ない。八王子のそば屋『まつ浅』さんがいる。忙しそうだ。近海には養殖物以外ほとんど荷がない。築地になかったのではなく、この雪のために仕入れを控えたようだ。八王子という土地は山梨県や藤野など神奈川県、奥多摩、あきる野、秋山など東京都の山間部から仕入れにくる業者が多く、雪には弱いのだ。
特種には青森県産だろうか見事なシラウオ(キロ/3000円)がある。うまそうなので100グラムほど購入する。隣には、ごっこ(ホテイウオ)。ごっこは抱卵しているメスが高く、オスは安い。目の前のごっこはオス。値段を聞き忘れた。
ごっこ(ホテイウオ)。青森県むつ市「マルコウ水産」から
八王子綜合卸売センター、『高野水産』はすでに到着している。客の少ない日にがんばって店一杯の荷。それでもめぼしいものは少ない。八王子総合卸売協同組合も同様である。いつの間にかいなくなった姫は『日本堂』でおむすびをもらってうまそうに食べている。朝ご飯はこれでいいと言うので姫を『日本堂』に預けて光陽に回る。朝ご飯は考えた末にモツ煮込み定食。
北野公園はすでに銀世界である。雪の降りは勢いが増してきている。きれいだなと思っているのは一般人だけで市場の人たちは雪の中を走り回っている。
八王子綜合卸売センター、『高野水産』
八王子綜合卸売センター、『高野水産』で小ヤリイカ(キロ/800円)を1キロ。『大商ミート』で100グラム/150円の牛肉500グラム、100グラム/85円の豚こま300グラムを購入。八百屋の『ビックリ屋』でしいたけ、トマト。その前の『ケン水産』で1キロ/800円のアサリを1キロ購入。
9時には市場を退散する。体中、特に脚が冷たくなって硬く動かない。気温は午後にはもっと下がるという。帰宅すると雪だるまを作ろうと姫を誘いにくる子供達。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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