3月1日(水曜)の市場便り

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 海は荒れているのだ。沼津でも鹿児島でも定置網すらあげるに上がられない状況だという。八王子魚市場に入っても当然、めぼしいものはない。目に付くのは当然シナハマグリ、そして地はま(チョウセンハマグリ)。熊本や大分からのハマグリはまったく見かけない。この輸入ハマグリでは「貝新」と書かれて『山新」というメーカー、『丸一水産』などすべて三重県。
『源七』にまわるとあんちゃんがこはだを開いている。さすが船橋っ子はうまい。そして塩をして、「これ欲しいな」というと「高けーぞ、買ってけ」と怖い顔でにらむ。目つき悪いぞ。ハタハタがあって、これは山形県産。山形県産は多い。

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 八王子綜合卸売センター『高野水産』で大振りのシナハマグリを2キロ(キロ/1600円)を買う。この時期としては安い。店の端っこにイイダコがあり、これはタイ産。タイからイイダコというのは今や市場では定番的なもの。街の居酒屋などで出てくるのはほとんどがタイからのものだろう。また磯つぶ(エゾバイ)かなと何気なくみると久しぶりにコエゾバイ。
 八王子総合卸売協同組合『丸幸水産』に見事すぎるマイワシがあり、これがなんとキロ/3600円。この値のマイワシを店におけるクマゴロウは偉い。またこれが売れているのだ。ちなみに1本200グラム近くありそうだから700円(税抜き)となる。『清水保商店』には可愛らしいおひな様のフィルムのハマグリ。これもシナハマグリで三重県『福王水産』のもの。絵柄から言っていかにも和様であるが、当然中国産シナハマグリ。

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このパッケージングはうまい。ついつい買ってしまう。でも中身はシナハマグリである

 市場を巡りながら韓国産のシナハマグリを探しているのだが、今のところ皆無。セマングムの干拓事業の影響は明らかだ。


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このページは、管理人が2006年3月 2日 10:32に書いたブログ記事です。

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