灯台つぶとは つぶ学事始め その3

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 関東の市場でもよく見かけるものに「灯台つぶ(とうだいつぶ)」というのがある。略して「とうだい」なんていう。これはどうも北海道での数種の巻き貝をさす言葉。そのどれもが属名を出したくはないがBuccinumに属し、もっとランクを下げるとヒモマキバイグループなのである。このグループで食用として流通するのはヒモマキバイ、オオカラフトバイ、シライトマキバイ、クビレバイ(量はいちばん少ない)の4種。また東京湾、相模湾にいるサガミバイ、相模湾以南にいるスルガバイもこの仲間である。特に千葉県銚子などであがるシライトマキバイはスルガバイと紛らわしいタイプがあり、この2種が別種などだろうかと疑問に思う。
 この6種をざっと説明する。(この4種に関しては、ぼうずコンニャクの私見と思って欲しい。これにしっかりした分類、また検索方法があるなら指摘して欲しい)

●オオカラフトバイは北海道特産ともいえるだろう。主に厚岸、釧路、根室などから入荷してくる。
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市場魚貝類図鑑のオオカラフトバイへ
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●ヒモマキバイも厚岸、樽前、そして北海道日本海側。
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市場魚貝類図鑑のヒモマキバイへ
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●シライトマキバイは千葉県銚子、福島、北海道南部など太平洋に面する地からの入荷が多い。また剥いた状態での入荷も多々見られる。
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市場魚貝類図鑑のシライトマキバイへ
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●クビレバイというのはいちばん難しい。日本海とオホーツク海に棲息するもので、まちがいなくクビレバイと思われるのは日本海からの白ばい(エチュウバイ)に混ざっている。もしくはヒモマキバイなどに混ざって典型的なクビレバイが見つかるが、どうも謎の巻き貝である。
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市場魚貝類図鑑のクビレバイへ
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●サガミバイは東京湾、相模湾に棲息。市場で見られることはまずない。
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市場魚貝類図鑑のサガミバイへ
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●スルガバイは相模湾以南のやや深海に棲息する。産地では消費されているが流通することは希。
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市場魚貝類図鑑のスルガバイへ
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 以上を「灯台つぶ」として少しずつ説明していきたいがオオカラフトバイ、クビレバイ、ヒモマキバイを一群、シライトマキバイを一群、スルガバイ、サガミバイを一群として3ページとする。これは「灯台つぶ学事始め」である。ぼうずコンニャクの混乱をわかって欲しいのだ。


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ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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このページは、管理人が2006年3月28日 08:23に書いたブログ記事です。

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