春たけなわでもないかな、この時期は。まだかな、まだかな、と花の時期を思い。若芽の美しさに夏近しを思う。そんなとき八王子高尾山散歩のついでにイタドリ【沖縄、琉球列島を除く日本全国に自生するタデ科の山野草。酸味があるが生で食べられる。また茹でて煮物、天ぷらなどにできる】の若芽を摘んでくる。そして日野市滝合の旗野農園のタラの芽【タラノキの新芽】。タラの芽は栽培ものではあるは放任栽培、いたって野性的なもの。
夕食は合わせて天ぷらにする。これこそ春の野の畑の香り、旨さである?
そして桜の時期にとれるサクラマス。刺身では堪能しているが、やはりいちばんうまいのはムニエル【粉屋というフランス語。小麦粉をまぶした素材を低温で香ばしく焼き上げる】だと思う? 家人がムニエルをディップもなにもつけないで「香りがいい」、バターと合わさって「おいしいね」と呟く。ディップは簡単なものでマヨネーズ、レモン、塩コショウ、ミルクを合わせたもの。冷蔵庫の奥からピクルスを見つけて、それをディップに添える。
みそ汁は小松菜、玉ねぎ、メークインを合わせた物。たまにはこんなありきたりなみそ汁の具もいいだろう。
朝に炊いた竹の子と油揚げ。ひじきの煮物。
竹の子の穂先と油揚げで炊き込みご飯。
お父さんの酒は「世界一統」、「越の影虎」。これに愛知県津島市『魚光』の「新ばえ(小フナ)」の佃煮。
これが我が家の晩ご飯。
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