4月1日(土曜)のこと

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 慌ただしい1週間が終わり、やっと一息つけている。市場から帰り着き、1週間分の画像の整理を始めるが、正午前に眠気を催してラジオを聞きつつダウン。永六輔【「上を向いて歩こう」などの作詞者、また各種ボランティア活動での先駆者でもある。私的には、もっとも尊敬する人。山口瞳亡き後、一度は会ってみたい。面白いのは「ふたりの銀座」や「ジェンカ」の作詞者でもあること】の「土曜ワイドラジオ東京』を聞く内に深い眠りに落ちる。目覚めると小堺一機【同い年なのだが、この人のたゆまぬ努力とタレント性は凄いな】の番組に変わっている。そこに津川雅彦がゲストで出ている。ぼんやりとした、このような時間がいいのだ。

 卵とじうどんで昼食。すぐに画像の整理にかかるが、桜が咲き、若葉が萌え、あまりに美しい外の光景に家人と裏高尾に出かける。裏高尾のビジターセンターにクルマを止めて川沿いに野草を見たり、川の生き物を見たり。15分ほどのぼったところに名は知らぬが名水があり、ボトル一杯の水を汲んで坂を下る。名もない小さな花の美しいこと。また裏高尾の花の主役は桜ではなく梅である。これも新発見。
 摺差の『峰尾豆腐店』で木綿豆腐3丁、油揚げ5枚を買い、帰途に着く。途中、西平山の『小宮商店』でセロリ、菜花、ネギ。『小宮商店』は我が家から自転車で10分のところにある。鮮度のよい野菜や今年から肉や海産物も置くようになった。このような優れた八百屋が近くにあるのは幸せなことだ。

 帰宅は5時半過ぎ。大急ぎで夕食を作り始める。
 干しナス、ヒジキを戻す。高尾山の名水を土鍋に張り、コンブを浸す。トマト、セロリを切り氷水で冷やす。エビジャコを素揚げにする。サラガイをむき、開いて熱湯をかけて、氷水にとり、水分を切って刺身に。干しナス、ヒジキ、ニンジン、油揚げを炒め煮に。メカジキに小麦粉をつけ、大目のサラダ油でソテー、取りだし、余分な脂を捨て、そこに、みりん、酒、醤油でタレを作る。皿にメカジキのソテーをのせてタレをかけ、バターをのせる。料理をしながらメール・掲示板のチェック。結局夕食を作るのに1時間もかかる。ファーストクッキング・ファーストフードを目差す我としては大失敗。

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メカジキにはたっぷりのバターをのせる。でもこれがために太りすぎのお父さんはほんの少ししか食べることが出来ない。子供達はこのタレとバターで3杯飯なのだ

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干しナスは日野、八王子の農家で秋に作るもの。甘味があり、これだけでも炒め煮にして美味。また甘辛く煮たものをすし飯に混ぜてもうまい

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エビジャコ【アムールエビジャコ】は素揚げがいちばんうまい

 夕食はサラガイの刺身、エビジャコの素揚げ、メカジキのソテー、湯豆腐、干しナス・ヒジキ・ニンジン・油揚げの炒め煮、セロリとトマト。酒は「浦霞純米酒」。

 テレビ東京の旅番組を見ていると船橋の「玉川」という料亭が出ていた。そこにアカザエビが出ていて、それがいかにも地もの、もしくは国産もののように扱われている。これが、どう見てもニュージーランドなどから輸入された南アカザエビである。出ていたタレント【初めて見る】がアカザエビの刺身を食べて「初めて食べました」なんて言っているのが愚かしい。さぞやまずいだろうな。
 9時半からはトールキンの『指輪物語』の映画。学生時代にトールキンのブームがあり。当然『指輪物語』を読んでいる。本棚には当時買ったものがあるのだが、家族は映画には夢中だが原作には見向きもしない。
 画像の整理に疲れ果てて時刻は11時半過ぎ。当然ダウン。


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コメント(6)

土曜スペシャルの「玉川」レポーターはラッシャー板前みたいですね。
http://www.tv-tokyo.co.jp/sat/backnumber/thisweek.html
驚く無かれ、芸人になる前は板前だったそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E6%9D%BF%E5%89%8D
まぁ板前にも色々いますが。

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ラッシャー板前、どこか顔に見覚えがあると思っていたら、たけし軍団なんですね。しかしこの男性なんかまだまともかな? レポーターでもまん丸顔のやたらなんでもほめる女性がいてこれが最悪。少しは誠意をもって見ている側に伝えて欲しいと思いますね。

あの手の番組のレポーターは褒めれて美味しいといえば
いいと思っている人が多いですね。まぁ、それに乗って
喜ぶ視聴者が多いのも事実なんでしょう。

自分の舌で判断するのではなく情報で判断する人達向けの
番組作りなのだと思います。でも時間があると見ちゃうのですけどね(^^;

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土曜ワイドはわたしも第1回目から聴き続けています。ひょっとして、ぼうずコンニャクさんもラジオの深夜放送はパックインミュージックを聴いていたクチでは?

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残念ながら四国なのでパックインミュージックは東京に出てきてから。そのとき永六輔は降板していて愛川金也、なっちゃこだったんです。イヴロ〜ニュさん、同世代でしょうね。

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愛川欽也のパックにはときどき永六輔、黒柳徹子、長谷川きよし、奈良岡朋子といった人たちがなだれ込んで来て、抜群に面白かったですね〜。ナッチャコも末期には読まれる手紙の水準が落ちてきましたが、あの面白さもあの時代の空気の反映だったのでしょうかねぇ……。

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このページは、管理人が2006年4月 2日 10:51に書いたブログ記事です。

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