4月5日(水曜)の市場便り

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 しとしとと雨が降っている。その湿り気のなか山桜の美しいこと、例えようもない。クルマで通り過ぎるあちらこちらに花開く木々。これは総てバラ科のいわゆる桜のお仲間だろうか?
 真新しいラーメンショップの赤いカンバンを見ながら駐車場に入る。ラーメン屋の名前は「ラーメンショップ 椿」。ここはすでに一度味見に立ち寄っているが、もう一度行くかどうかは微妙だな。

 八王子魚市場、今週いっぱいの超品薄状態が未だ続いていて中日【水曜日のこと。ちょうど商店飲食店の仕入れの間に挟まれる。市場が一番暇な曜日でもある。ただし一般客がゆっくり買い物をするにはこの日がいい】でもありほとんど荷が来ていない。

 特種には墨いか【コウイカ 千葉県以南に生息する。冬から春が旬。関東では漁獲したものをできるだけ墨を落とさないで出荷。関西や四国では洗って出荷する。このあたりにも東西の差があって面白いのだ】。

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市場魚貝類図鑑のコウイカへ
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 千葉県外房天津小湊からは、わらさ【ブリの50センチから80センチほどのもの】、同千葉県富津からは本みる【ミルクイ バカガイ科の二枚貝。「本」とつくのは「白」とつくオオノガイ目キヌマトイガイ科のナミガイと区別するため。水管を江戸前握り、刺身などにして美味。二枚貝では高級な物】、北海道長万部から北帰貝【ウバガイ 「姥貝」というのは福島県での呼び名。北海道では「ほっき」。千葉県くらいから見られるが産地は福島以北。特に北海道の内浦湾(噴火湾)から室蘭までのものが有名。貝殻が黒い物がこのまれる】。

『海老辰』に回ると大分県からマテガイ【普段市場で「まてがい」と呼ばれるのは山口県などからくるオオマテガイや韓国中国からくるアゲマキ。マテガイの入荷は非常に少ない。マルスダレガイ目マテガイ科。北海道南西部から九州、朝鮮半島、中国の干潟などに棲息。東京湾でもいまだに健在である】。キロ/1500円だというので500グラム購入。

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市場魚貝類図鑑のマテガイへ
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/heterodonta/mategai/mategai.html

『源七』には佐賀県から養殖のサワガニ【サワガニは今や居酒屋の定番的なもの。本州四国九州の棲息する我が国唯一の純淡水(総ての生活環を淡水で)のカニ。市場に来るのはほぼ養殖されたもの】。

 八王子綜合卸売センター『高野水産』には九州長崎五島列島からサワラ【スズキ目サバ亜目サバ科の魚。我が国ではやや暖かい海域に棲息する。産卵期は春から初夏。春が旬で大型のものは年間を通して高い】。

『市場寿司 たか』でマテガイを茹でて握りにして撮影。あまりうまくはない。


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ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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このページは、管理人が2006年4月 6日 08:20に書いたブログ記事です。

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