つらいつらい土日だったな。先週は深夜帰宅が続いて、しかもデータ整理、保存と睡眠時間は中央線での居眠りを合わせても4時間くらい。パソコンに向かっていてついつい気が遠くなっていく、これが気持ちが悪い。さて、そんな土日になにを食べたか。
土曜日の朝は八王子総合卸売協同組合『光陽』でレバニラ炒め。やっぱり疲れ果てたオヤジにはこれがいちばんだ。考えてみると初めてレバニラ炒めを食べたのは18歳の時、南小岩の中華料理店でのこと。そこのレバニラ炒めはレバーを一度揚げたから炒めるもの。これうまかったんだよな。
帰宅して、永六輔に『土曜ワイドラジオ東京』を聞きながら午後2時過ぎまで布団の中でうつらうつら。ふと深い眠りに落ちていて目覚めると『小堺一機』になっている。魚君が出ていて非常に高い刺身用しょうゆのことを話している。刺身用のしょうゆは自宅で作るべきだな、なんて思いながらラジオを消して、林芙美子の『放浪記』を少し読む。『放浪記』は武田百合子の『富士日記』とともになんど読んでも新鮮に感じる。
結局、昼食は我が家からクルマで10分ほどの旧八王子競馬場のあったあたりにある街のパン屋『ベルゲン』のカレーパンひとつ。
午後は画像の整理、そして海藻のページの改訂にとりかかり、気が付いたら5時過ぎ。
いそいで包丁とぎをすると太郎が外から帰宅。2キロのスズキと格闘する。魚を卸す、これを子供に教えるのは予想以上に難しい。身割れして、それでも3枚になったのを皮を引かせたら、思った以上にきれいな出来上がりとなった。「やったー」と刺身にしたら少し臭みがある。しかたなく湯あらいにする。60度くらいのお湯を用意してそぎ切りにした身を洗う。それを今度は氷水に落として、よく水分をとる。太郎のそぎ切りでくたくたになってしまった身もなんだが格好がついて食べてみるとうまい。
夕食はスズキの湯あらい、なぜか姫のリクエストでナポリタン、源七の茹で青柳に水前寺菜(はんだま)の辛子酢みそ和え、竹の子の田舎煮、常備菜にご飯。晩酌は土佐鶴。
あけて日曜日の朝。クラブで早出の太郎、姫のために大急ぎで目玉焼き、豚三枚肉と野菜の炒め物、秋刀魚の酒香干し、はんだまのお浸し、具だくさんみそ汁、ご飯。
昼食は焼きうどん、「寿がきや」のみそ煮込みうどん、炒飯とバラバラ。
午後、データ整理、海藻のページの改訂をしながら豚三枚肉を茹でる。これを砂糖と酒でくつくつ煮込み。ときどきしょうゆを加えて豚の角煮をつくる。
夕方、太郎にスズキの片身をフライ用に切らせる。サンチュ、紫キャベツ、ニンジンのサラダを作る。ポテトを揚げて、スズキをフライにする。さあ出来た食べようと思っていたら土曜にかった八角【トクビレ】を忘れていることに気づき、慌ただしく煮つける。小振りの八角をさらりと煮つけると、いい肴になるのだ。
夕食はスズキのフライ、ポテトフライ、豚の角煮、八角の煮つけ、サラダ、めかぶ、ご飯。酒はお金がないので「いいちこ」のロック。
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