ホンビノスガイ

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 八王子魚市場内『源七』の前で社長の呼び止められた。
「おい、あれ、あれなんて名前だったかな。それ」
 なにを言ってるんだこのオヤジと知らんぷりしていたら、どうもホンビノスの話らしい。船橋でアサリなどの問屋を営む『源七』、その前海で繁殖しているアメリカンを無視できなくなっているのだ。

 それは今を去ること15年以上前、東京湾で発見された貝。
 小さなホンビノスを見つけた人がいて「見たことありませんね」ということで研究機関に持ち込まれた。そして千葉県立中央博物館の黒住耐二、岡本正豊(敬称略)のお二方が調べて、これぞアメリカに棲息する「Mercenaria mercenaria」であると結論を出したのである。
 当時から東京湾奥は移入種(他の生息域から人為的に入ってきた)の宝庫であった。地中海からのチチュウカイミドリガニ、アメリカのイッカククモガニ、ヨーロッパからムラサキイガイなど在来種よりも移入種の方がどうみても多いんじゃないか? というのは京浜運河を長年見てこられた青野良平さんの弁。
 ホンビノスガイは発見以来、どんどん生息数が増えてきている。アサリなどを捕っているとデカイのがゴロゴロまざるのだ。これが他国で重要な食用貝であるということで船橋でも利用できるかもしれないと動き出したのだ。
 でもこの貝がいかんせんうまくない。湾奥であることなどから「生はこわいな」と言うのもあるし、熱を通すと硬くなってしまう。
 そして、久しぶりに我が家にホンビノスガイがやって来ました。これは千葉の海人つづきさんが漁したもの。今回のはデカイし、しっかり砂抜きもしているという。
 さて、どうやって料理するか?

honbinosu.jpg

ホンビノスガイ
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ビノスガイ
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チチュウカイミドリガニ
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東京湾 品川 京浜運河の貝
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コメント(2)

今日、テレビでホンビノスガイのことを放送していたのですが、

美味しいんでしょうか?

値段も安めみたいですし、食べてみたいですね。

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shibajiさん、最近では「白はまぐり」と言う名で出荷されています。意外に身近な魚屋などにあるかと思います。

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このページは、管理人が2006年5月 1日 15:46に書いたブログ記事です。

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