生粋の沼津っ子、飯塚栄一さんに案内してもらう「沼津のうまいもん」ということで。最近すし屋の『たか嶋』ばかりなので目先を変えてくださいとお願いして連れていってもらった店、それが『ふみ野』である。
こぎれいな店内で、朝っぱらから入るには場違いのようである。どうも市場関係者から「ふみ野」の話を聞かないのは、この雰囲気からであるようだ。
それでも座るとすぐに出てきたお茶のうまいこと。そしてメニューを見ると海鮮丼が主なものであるよう。これを見るに地物と言えそうなのは「しらす釜あげ丼」1050円のみ。これを注文する。飯塚さんは「海鮮丼」1680円。これを見るにどうも観光客をねらった店である。それでも店の対応もいいし、気楽に足を伸ばしてくつろげるのもありがたい。
出てきた「しらす釜あげ丼」には温泉卵、鮪の赤身の刺身、壷漬け、みそ汁、そしてたっぷりしらすがのった重、上には天かすがのっている。はっきりいて重は頂けないがしらすの上から醤油を数滴垂らして食べると絶品である。天かすのカスっカスッと言うのも面白い。定番的メニューとしてまた食べたいかというと考えてしまうが面白い店だ。飯塚さんも海鮮丼には満足した模様。沼津にあってこんな店も悪くないかも?
飯塚さんの海の世界へ
http://www.numazu.to/sea/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
5月6日(土曜)の裏高尾 後の記事 »
5月6日(土曜)の市場便り