大型連休の開けとなる日。場内に入った途端に床が見える。これは荷が少ないためだ。どうも不漁とともに連休明けというのは業者も仕入れに苦慮するらしい。それでも八王子魚市場の凄いところは基本的なものは揃えているところ。これが個人の仲卸にはなかなか出来ない。
岩手県大船渡からは「青ます」というよりもカラフトマス【茨城県、日本海以北に棲息する。成熟には2年しか要しないので成長は早い。「鮭鱒」と呼ばれて流通するものではもっとも資源の多いもの。値段の安い「塩ます」などに加工されることが多い】。先月と比べてかなり大きくなっている。
市場魚貝類図鑑のカラフトマスへ
http://www.zukan-bouz.com/sake/karafutomasu.html
神奈川県佐島からは鮮度抜群のトビウオ【南日本を回遊する。関東では入荷の多いもの】。佐島の魚は定置でも釣りでも至近の地にあるために鮮度抜群。また関東の市場では「佐島」というのはブランド化している。1本200円というので2本購入する。
市場魚貝類図鑑のトビウオ
http://www.zukan-bouz.com/fish/tobiuo/tobiuo.html
佐島に関しては、しんさんの「佐島港のさかな達」へ
http://members.jcom.home.ne.jp/shin-sajimakou/
『源七』にはまた産地不明のハマグリが来ていて小さいので種名がわからない。あんちゃん「銚子だったかな? 有明海かな?」という。おいおい大丈夫かよ!
市場魚貝類図鑑のチョウセンハマグリへ
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/heterodonta/hamaguri/chousenhamaguri.html
市場魚貝類図鑑のハマグリへ
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/heterodonta/hamaguri/hamaguri.html
八王子綜合卸売センター『高野水産』もがんばって荷を持ってきているが変わったところはない。八王子総合卸売協同組合『丸幸水産』には北海道樽前から白ばい【クシロエゾバイ】が来ていて珍しいので購入。
久しぶりに『市場寿司 たか』でチョウセンバカマ、アカヤガラ、ネズミギスの握りを撮影。たかさん、連休明けで絶好調に見受ける。羨ましい。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
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5月9日(火曜)の市場便り
はじめまして。
「ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑」から来ました。
先日潮干狩りに行った時に採れた貝の名前が解らず
調べていたらぼうずコンニャクさんのサイトを発見!
多分これかな?と思う貝を見つける事が出来ました。
それにしても、凄い情報量です。
これからも、参考にさせていただきたいと思います。
よろしくお願いします。
築地にもアサリより小さなハマグリが入っていたそうです。千葉産と称していたようなので、それが本当ならチョウセンハマグリでしょうね。でもこんなに小さいの捕ってもいいのでしょうか?
鮟鱇さん、この画像がチョウセンハマグリかハマグリかはこのサイズではわかりません。以前、これと同じようなものが来て調べてもらったことがあり、チョウセンハマグリであったので、なにしろ「?」ですね。ちなみに九十九里、鹿島灘、千葉県鴨川などはなかなか厳しく漁獲制限をしています。
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