高知仁淀川のシジミはうまい

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 高知市の永野廣さんは日曜市に店舗を持っている。そこで売られているのは永野夫婦が漁師としてとった「えがに(トゲノコギリガザミ)」や浦戸湾のアサリに、また近隣の漁師仲間から仕入れた魚貝類。そんななかから、うまいものを厳選してときどき送っていただく。そして今回が仁淀川のシジミ。
 このシジミがなんとも美しい。形からマシジミに見える物もあるが、汽水域でとれたものであるならヤマトシジミであるようだ。しかし、どうしてこんなに美しいのか? それは仁淀川の水質のよさのためだろうか。かなり大きなものが混ざっていて、本来なら真っ黒で傷だらけになっていてもおかしくはない。でも仁淀川シジミは貝殻にキズひとつない、美しい。
「仁淀川のシジミはいっちょんうまいけね。食べてみてくださいよ」
 永野さんが棟を張るだけあって、味わいも「美しい」。驚いたことにシジミのクセがほとんどなく、あっさりしているのに汁に旨味がある。これは「汁のお代わりができるね」と我が家の子供も喜んだ。シジミにはときどき泥臭いのがあって、子供達はシジミというと警戒線を張ってしまうのだ。

 ヤマトシジミの棲息する汽水域は、美しい日本の国土を愛するという「愛国心」の欠片もない自民党議員や役人たちのために未だに破壊の危機にある。コヤツらが愛しているのは一時的に回る資金だけ。「愛国心」も人への優しさもない。うまいシジミを食うたびに「愛国心」のまったくない役人と自民党はダメだなと思うのだ。

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このページは、管理人が2006年6月 9日 08:13に書いたブログ記事です。

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