10日に漁の解禁、そして翌日の今日一斉に関東までたどり着いたのが新サンマ。八王子魚市場特種にあったのをおずおずと手にとって値段を聞くと1本600円。重さからするとキロあたり3000円だろうか? 高いには高いが、一頃の1本1300円、キロ8000円だ10000円だというのは遠い昔の話のように思える。
これを八王子の魚屋が囲んで
「こりゃ、虫が付いてるね。これがついてるとやせてるんだよね」
「まあどっちにしろ魚屋が買える値段じゃない」
これは高値で1本600円也
これを見て八王子綜合卸売センターに回り、『高野水産』にくると
「うちは300円だね」
これならキロあたり1500円くらい。
「でもね。やっぱり虫食いがあるだろ。いやがる人はいるね」
八王子総合卸売協同組合、『丸幸水産』では2500円。これはなかなか立派だが、虫食いがある。同『やまぎし』は2300円と1000円が並ぶ。1000円(1本200円弱)は脂がないと思われる。比べるに2300円は虫食いも少なくなかなか脂があるようなのだ。これを1本買って450円。
「そうか200グラムないんだね」
これが最安値のキロ当たり1000円で1本170円
大急ぎで『市場寿司 たか』に向かっていたら八王子綜合卸売センター『総一』にあったのがキロ/2200円。パチンコに弱いオジサン曰く。
「やっぱさ、6000円(キロ当たり)だ8000円だしないと新サンマは盛り上がらねーな」
まったくその通りだ。「何時になったら仕入れられるかな、誰が持っていたって?」なんて話題になるからいいのであって、今年も寂しいサンマ解禁である。
●実際に食べてみたのだが、感想は『寿司図鑑』へ
http://www.zukan-bouz.com/zkanb/susizukan/04/19.html
●値段は総て卸値
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
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