金土とまとめまして市場便り

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 しかし猛暑である。その上湿度が高いのだろうか? 居ても立ってもいられない。そんな日々、市場は意外や活気がある。
 特に金曜日は凄かったな。『高野水産』は人人人人。とてもじっくり魚を見ている暇がない。この賑わいはまずプロが、そして少し経って一般人が魚を取り合うようにして持って帰る。

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『高野水産』が持ってくる荷で目立つのが福島からのもの。今、原釜であがっている活けだこ(ミズダコ)、マイワシ、丸がに(ヒラツメガニ)。これがあっという間になくなるんだから凄い。

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「ヤ印」から来た丸がに(ヒラツメガニ)。小さいのでみそ汁用

 そして八王子総合卸売協同組合に回って『やまぎし』に並んだサンマを見たら、やはり虫食いが目立つ。たぶんサンマヒジキムシが大発生しているんだろうけど、値段にも影響しているようで漁業者にも影響が出ていそう。

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 土曜日の八王子魚市場、こちらはサンマがずらりと並ぶ。大きさ事に並んだものを魚屋・スーパーが真剣に選んでいる。

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 また特種にヨシエビとサルエビがあって驚いたことに羽幌産。北海道西部日本海側でサルエビはいいとしてもヨシエビが混ざるのはおかしいのではないか?

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箱は明らかに羽幌からのもの。入れ替えた痕跡もない。またヨシエビが多く、サルエビは少ない。箱にも「ヨシエビ」と書かれている

 八王子綜合卸売センター、『ケン水産』に丸みをおびたいいマアジがあって、これを3本。『丸幸水産』、『やまぎし』などを覗いて帰ってくる。


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コメント(3)

羽幌町で海老を扱っている者です。
うちでサル海老もヨシ海老もとっていません。
箱は南蛮海老(甘エビ)の箱です。
入れ替えたものだと思います。
そしてじかに氷の上の海老を置いたりしません。
間にパッチ(水の浸透を防ぐもの)が入ります。

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匿名でなくてもいいかも知れませんね。
ご注意ありがとうございます。
確かにこっちで無造作に入れ替えたものでしょうね。
それを担当者が勘違いしていた。
今なら、そこのところをボク自身もすぐに気づくんですけどね。
さて匿名さん、これからもよろしくお願いしますね。

匿名しか思いつかない頭のかたさをお許しください。
気分を害されたら申し訳ありません。
ぼうずコンニャクさんではなく
この海老を入れられている箱の名前と
海老の種類
入れ方を見て
え?と思ってしまい
コメントさせていただきました。
ただ単に、流れて使われているのでしょうね。
エコですね。

申し訳ありません。

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このページは、管理人が2006年7月16日 07:32に書いたブログ記事です。

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