銚子マルハラフーズ「さんまソフトみりん干し」

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 市場の仲買に「おすすめの干物」を教えてもらっては買っている。そして最近、産地によって微妙な味の方向性があるのではないか? と思うようになった。そして銚子の干物であるが、やや甘味も旨味も濃いものが多い気がするのだ。それを山を行商している人に聞いたときにも、この銚子などからくる色合いの濃い「みりん干し(業者はいろいろ)」のことが話題となった。これがなかなか売れるのだという。
 そんなに人気なら買ってみようかと手にとって業者を見たら「マルハラフーズ」とある。実を言うとこのメーカーは名前だけは知っている。それだけなのだが製品に対するコメントは避けるべきかな? と考えた末の掲載である。
 さて市場ですすめてもらって買ってきたのが「さんまソフトみりん干し」である(これはたまたまあっただけだろう)。この味つけが濃いのだ。サンマは脂があって、そして旨味が強い。そこに味醂やしょうゆ、黒糖、酒に昆布、黒酢など複雑な味つけが加えている。このような味も色合いも濃いものを別名「さくら干し」とも言うらしいが、個人的にはおいしいと思えない。でもこれは個人的な嗜好かなと子供に食べさせたら、なかなか好評なのだ。また市場で焼いて食べても「好きだな」というのと「味が濃すぎてイヤだ」というのが二分してしまった。
 これだから食品加工の世界は奥が深いのだろう。ボクとしてはこれの「あっさり判」をつくってくれないかな、というのが正直な感想である。ちなみに世に言う「みりん干し」で「みりん」を使わないものも多い。それに比べて、本製品には厳選された調味料が使われているようだ。これなど企業の姿勢として好感がもてる。

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マルハラフーズ
http://www.maruhara-f.com/


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コメント(5)

ぼうずコンニャクさん、始めましてぼうずさんはあまり味醂系は駄目なようですね、全国の生協には支持をえていますが、確かに男たちには?ですね、私はHPに掲載しているように、和の調味料を(スローフード的)使用し開発しており坊主さん向けの製造工程に凝った商品もございます、一度試食願います、住所連絡お待ちしております、ちなみに私(1942年生まれ)開発・メルマガ作成が趣味です

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製造者の方に登場願うとはちょっと冷や汗ものです。ちなみに「さんまソフトみりん干し」は八王子の市場でも好評だと思います。だから「食べて見ろ」と仲買がすすめたのです。また嗜好とは面白いもので、これでも甘味や味つけがもの足らないと言う小売店主がいます。

ぼうずコンニャクさん、おはようございます明日から会社も仕事です、仕事がいっぱい溜まっていますので消化次第送ります、昨日はぼうずさんのブログで半日楽しく過ごました、私は毎日干物が朝晩無くては生きては行けない人間です、メインは九十九里の丸干し(メーカによって塩辛い)か鯵これもまた安いのを嫁さんが買ってくると脂がないと文句言いながら、開発したのが、現代版サバとサンマの山漬け私としては絶対旨いです、お楽しみに

ぼうずコンニャクさん、おはようございます明日から会社も仕事です、仕事がいっぱい溜まっていますので消化次第送ります、昨日はぼうずさんのブログで半日楽しく過ごました、私は毎日干物が朝晩無くては生きては行けない人間です、メインは九十九里の丸干し(メーカによって塩辛い)か鯵これもまた安いのを嫁さんが買ってくると脂がないと文句言いながら、開発したのが、現代版サバとサンマの山漬け私としては絶対旨いです、お楽しみに

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佐原さん、山漬けということは干物に熟成をかけるということですね。これは面白いですね。確かに干物というのは昔から四十物というくらいで日持ちがした。当然、熟成もしますね。
さて、佐原さんに負けず劣らず、干物は大好きなんです。ちなみに我が家で干物が嫌いという人間は一人もいません。個人的には干物の需要は増える可能性が強いと思っています。

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このページは、管理人が2006年8月 7日 00:08に書いたブログ記事です。

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