まだまだうまい「チダイ」の春日子

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 今年はなんだか慌ただしくて「春日子」を作れないでいた。そうこうする内に産卵間近になり、真子でふくれたチダイが目に付いてくる。それでも間に合うだろうかと市場で丁寧に三枚おろしにして酢で締める。これが例えるべくもないうまさ。
 チダイは関東では「花鯛(はなだい)」と呼ばれている。これはチダイの色合いが桜の花びらに似ていることから来たのではないか? まことに華奢な、清楚な姿の魚である。
 小鯛というと関東ではチダイとマダイ、キダイがともに入荷してくる。これがともに「春日子」の材料となるのであるが、間違いなくチダイがいちばんうまい。このチダイがうまい最大の理由は皮が軟らかいことである。その上、身もマダイと比べると水分が多く軟らかい。これが酢締めにすることで驚くべき美味にかわるのだがら不思議だ。
 チダイの春日子の旬は初夏から初秋。この美味を逃さないようにしたいものである。

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コメント(3)

こんにちは。
チダイのことを
こちらでは「チコ(ダイ)」と呼びます。
つまらない情報でした。(笑)

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21さん、台風大丈夫でしたか? この情報はありがたいものです。

ご心配ありがとうございます。
台風は思ったよりもひどくなく過ぎていってくれました。
主人が漁協に勤めていることもあり
最近は変わった魚を食べる機会が多くなり
ヨロイイタチウオやらエビスダイやら…
見て楽しく食べて美味しい思いをしています。
私はこちらを拝見してサカナの勉強をさせていただいています。m(_ _)m

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このページは、管理人が2006年8月20日 12:08に書いたブログ記事です。

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