ヒラソウダのいり焼き

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「いりやき」は「炒り焼き」と書いていいのか迷う。広辞苑にあるのは鶏を鍋でそれこそ「煎る」料理だし、「炒る」というのも水分を飛ばすという意味合いがある。それで今回は「いり焼き」とする。
 要するに酒、みりん、砂糖、醤油、水で地を作り。これを浅く鍋に張る。それが沸いてきたら魚の切り身をたいていくのだ。簡単に言うと魚を使ったすき焼き。
 熱の通し方は好みで、ボクは酒の肴には生っぽく、ご飯にはしっかり煮てしまう。鍋料理なので野菜が欲しいところだが、味からしてすき焼きと同じようなものを揃えばいいのであるが、玉ねぎは絶対になくてはならない。また玉ねぎだけでもいい。
 魚はゴマサバ、マサバ、サワラ、ヒラソウダ、マルソウダ、スマ。すなわちスズキ目サバ亜目ならなんでもいい。他にはアコウ、キンメなんてのもありだな。
 今回は相模湾佐島で揚がったばかり、脂のりのりのヒラソウダ。休肝日なのに酎ハイボールを1ぱいだけ。すぐにご飯のおかずとした。とろとろに煮えた玉ねぎとヒラソウダの旨味たっぷりの身で、おかわりおかわりと、また一層太ってしまった。ボクの人生後悔ばかりだ!
 最後にボクが思うに「ヒラソウダのいり焼き」は小春日和の日、冷え込んだ夕べにいい。と言うことで初冬の季語としたい。

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このページは、管理人が2006年11月24日 12:52に書いたブログ記事です。

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