サケの考現学02 セブン-イレブン「ごはんふっくら しゃけ」136円、原料はギンザケ

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 ここに「しゃけ」と言う言葉が登場してきた。これは「しゃけ」は関東での方言ではないかと思っていたが、「鮭」の呼び名自体がアイヌ語の「しゃけんべ」「さくんべ」からきているとなると本来の音を踏んでいるのかもしれない。でも「しゃけ」は古くより標準和名のサケを表す言葉であり、多くの辞書類にもそう書かれている。でも今回の「武蔵野」というセブン-イレブンのお弁当などを納入している会社の食品表示で見ると原料がギンザケなのである。すなわちギンザケも現代にあっては明らかに「鮭」ということになる。
 またおにぎりの食品表示には原産国と養殖か否かは明示されていない。これはどうも水産庁などのガイドラインにも含まれていないようだ。水産庁が義務づけているのは原材料名のみ。これは食べる側にとっては残念なことである。ボクの場合養殖即反対とは思っていないが、自然には優しくない存在であると思っている。例えばシャワーを浴びる、無駄な暖房を使う、レジ袋をもらってしまうなどと同じように「養殖物を食べるべきか避けるべきか」を消費者が判断できるようにした方がいい。ただしサケ科の魚ではなかなか養殖物を排除できない時代となっている。
 さて、コンビニのおにぎりがいたって味がいいのは世間一般に知られているところ。今では中身で勝負の時代となっているようだ。今回の中身は「銀鮭ほぐし身」。ボクとしてはこの「ほぐしみ」は嫌いなのだ。出来ればほぐさないで欲しい。でも原材料からするとそれじゃ高いんだろうな。また養殖物らしいギンザケに脂が感じられて、うまい。うまいのでもうひとつ食べたくなった。
2007年1月18日購入

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製造 武蔵野 埼玉県朝霞市
セブン-イレブン
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このページは、管理人が2007年1月23日 11:31に書いたブログ記事です。

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