東横線中目黒駅を出ると目の前にはガード下に横断歩道がある。それを渡って線路の右側にすすみすぐのビルの5階。なんだか懐かしい漁港の裏通りのような向こうにあるのが『漁師炉端 ぼうずこんにゃく』だ。駅からは数分とかからない。
店内に入った途端に沼津や原釜、佐世保からの魚貝類が並んでいる。それがとても豊かで、うまそうな空間を作っているのである。その奥に炭火の炉。まだ若い板前が焼いているのはなんだろう。
今回は朝日新聞の小堀さんと鮟鱇さんとの三人連れ。初めてなのに目の前に並ぶ魚がボクの魚貝類を探す旅で出合ったものばかりというのがうれしい。そしてウキウキしてくる。
考えてみればこの店を経営するヘンリーブロスの江嶋力さんと初めてお会いしてどれくらいだろう? ボクの「魚貝類を探す旅」になんどもご一緒した。「そこで見つけたものを丹念に調べて、経営する店に出したい」そういった話が目の前に実現しているのだ。同じヘンリーブロスの「銀座黒尊」でも多彩な魚貝類を味わえると言う意味では同じであるが、こちらの方がより多彩になっている。
そして最初の一品に選んだのが「万腸」すなわちマンボウの腸である。これは沼津魚の達人菊地利雄さんのもたらしたもの。鮟鱇さんなど、これに感激している。
また原釜の大穴子の芳醇な旨味。これら焼き物に共通するのが上手な香辛料、辛味野菜の使い方だ。
刺身盛り合わせには不漁期なのに佐世保からのハマフエフキがある。また活けのマアジのうまいこと。
揚げ物では本えび(ヒゲナガエビ)、ニギスの天ぷら。
これが好漁期になると、どれだけ盛りだくさんになることかと思うとワクワクしてくる。
漁師炉端 ぼうずこんにゃく 目黒区上目黒1の22の4 中目黒勧業ビル5階
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
サケの考現学02 セブン-イレブン「ごはんふっくら しゃけ」136円、原料はギンザケ 後の記事 »
スルメイカでつくるイカリング
非常に雰囲気の良い店です。
まもなく 以下HPも公開されるそうです。
http://www.k-bouzu.jp/
情報ありがとうございます