2007年2月 9日アーカイブ

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 商品名の「北海焼鮭」はつけもつけたり、いろいろ考えたんだろうな。いかにも日本人の日本人的心をくすぐるような、こんなところにもセブンイレブンの強さがあるんだろう。でも原料が「鮭ほぐし和え」はないだろう。これは「いけません」。実際になにが原料なんだ「責任者出てこい!」と昔の人生行路みたいなことが口から転び出る。

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 味わいからするとこの「鮭」はサケであるようだ。でも「銀毛」とか「目近(めじか)」とか言われる沖取りのサケなんだろうか? それとも秋に定置でとれたもんなんかい、「責任者説明せい」。どうしてこの曖昧な表示が許されるのかわからん。「鮭」というなら養殖の輸入ギンザケも「鮭」だろう。町の魚屋なら「サケとはですね」なんて答えもしようがコンビニの「私には責任ありません」というお姉ちゃんには答えようがないだろ。これは「武蔵野」という会社が悪いのか? セブン-イレブンが悪いのか? それとも今の制度が悪いのか? 「どっちやねん」と聞きたい気分である。

 ちなみにこれが沖取りのサケであった場合、サケを三枚に卸して中国に送る。そこで丁寧に骨取り。この骨取りは大変だろうな。でも個人的にはこのように丁寧に身をこねくり回したサケは嫌いだ。それを最輸入、調味して「おむすび」に入れるわけだ。結局、科学的法律的なものをクリアするとなんでもいいという商品とも思える。

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 また国産の沖取り、沿岸のサケの多くはこのようにコンビニや外食産業で使われ、消費される。もしくは中国などに輸出されるのだ。そこでいろんな付加価値が加わる。例えば、「丘」と呼ばれる昔ながらの塩引き鮭もあるだろう。塩水につけられた熟成のないものもあるだろうし。いろいろ考えられるだろうが、やはりしっかりどんなもんが「おむすび」に入っているのかしっかり、しっかり、しっかり表示しろよ! セブン-イレブン、と言いたい。
「合成着色料、合成保存料は使用していません」の文字が泣いてしまうだろう。
 そして最後に、この表示が曖昧な「おむすび」味は上々であったことを忘れずに記す。たぶん「丘」と言われる塩引きではなく、塩水につけたものが原料であろう。でもうまいな。

製造 武蔵野 埼玉県朝霞市
セブン-イレブン
http://www.sej.co.jp/index.html


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 八王子名物ってなんだろうね? いろいろありそうで、実はないんだよな。お土産に繊維の町だからネクタイというのも変だし、高尾山の厄よけ団扇も唐突すぎる。和菓子、洋菓子店数あれど「これが八王子」というのはまったく見つからない。ボクの一押しは八王子ラーメンだけど、お持ち帰りは出来るはずもなく……。
 そこへいくと「魚茂の干物」はどこに出しても恥ずかしくない。だいたい味も安全性も天下一品だろう。この「魚茂」の干物はサンマ、サバ、マアジなどいろいろあるが、なかでもボクは「鰯の開き」がいちばん好きなのだ。これは天気のいい日に「魚茂」の茂じいさん(茂雄)さん82歳が丁寧に開き、塩をして干したもの。高尾山からイチョウ並木を通り過ぎる風が、素晴らしい干物を作る。

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 魚屋が店売りだけのために作るものだから毎日の市場通いで鮮魚の材料を仕入れる。それをその日の内に干物に作るのであるから、ひと味もふた味も上の味わいが出来上がるのだ。
 これを焼き上げるとじゅうじゅうと表面に脂が溶けだしてくる。その熱い油に身が揚げ物のようになるのである。その香ばしいこと、しかも身はしっとりしている。
 これはまさに「八王子名物イチョウ並木の干物」なのだ。そして今日も茂じいさんがコツコツと干物を作るのである。

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魚茂  東京都八王子市並木町25-7 042-661-4728


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 市場に「たらこ」が入荷してくるようになった。一般に「たらこ」と言われるのは「鱈」すなわちマダラではなくスケトウダラの子である。「たらこ」「もみじこ」「すけそ子」なんて呼ばれる。マダラの子も今が出盛りで、これも味がいいのであるが、じっくり食べてみると「やっぱ“すけそ”には勝てないな」と改めて思うのである。
「たらこ」一腹はウインナーソーセージをふたつ抱き合わせにしてくっつけたような状態になっている。では一昨日入荷した羅臼産一腹は何グラムだろう? これがだいたい60グラムくらいから80グラムくらいだ。

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 一キロあたり4500円なので一腹だいたい250円見当である。煮るのには3腹は欲しいので、なんと支払が800円あまり。惣菜というのには高すぎるな。これがマダラの子なら半値以下、調べてみると3分の1ほどなのだ。ということで毎年「たらこ」を煮るのは2,3回となる。

 羅臼産「たらこ」の樽状の発泡を前にして小さいのばかり選んでいる人がいる。
「なんでそんな小振りのばっかり選ぶの?」
 知り合いの居酒屋のオヤジなので聞いてみる。
「ウチはね切らないでまるのまま煮ちゃうんだ。切るとどうしても卵がばらけるだろ。嫌なんだよ」
「でも煮る時間が長くなるから硬くなるだろ」
「ドンマイドンマイ」
 そう言えば「ドンマイ」って何語だろ。
 我が家ではだいたい2等分にする。それを予め湯通ししないでそのまま煮立った汁にそっと入れるのだ。あとは短時間ささっと火が通るくらいに煮上げる。

 ついでに割烹料理やで修業した若い寿司職人に煮方を聞くと
「そうだな3等分するよ。そうするとまん丸くなって可愛いだろ」

 でも3等分して卵がばらけないのだろうか? やってみなければわからない。
 やっぱりある程度はばらけてしまう。でもこのまん丸の「煮たらこ」が好評なのだ。食卓にあった時間は3分たらず。ボンボンのような形も子供たちを惹きつけている。でもやっぱり難点は卵が少々ばらけること。でもそれよりも煮る時間がより節約できる。だからフワリと仕上がるのだ。

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 でも貧乏生活なのでばらけた卵がもったいない。
「父ちゃん大丈夫だよ」
 太郎の方を見ると煮汁をご飯にかけて食べている。これでいいのだ!

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