春カツオの塩たたき

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 土曜日に買ったカツオは「ちょっと小さい。でも思ったよりは脂がある」というもの。夕食は雛の日であり、子供用にあれこれ取りそろえている。そこに欲しいのはボクと妻の酒肴だけ。じゃあカツオもそんなに濃厚なうまさよりもさっぱり食べてしまおう、と考えて“塩たたき”にする。
 カツオは4つ割にする。皮目をよく焼き、熱い熱いと悲鳴を上げながら平造りに。これを大急ぎで横倒しにして塩を振る。これで出来上がりなのだ。カツオの身はまだ熱い。それにスダチをふりながら食らう。春のカツオだから脂はなく味わいは軽い。まるで梅の香りのように爽やかである。
 と、妻の方を見ると、マヨネーズたっぷりに生醤油、それをカツオの身にてんこ盛りにして桃の酒(サントリーの銀座カクテルといったもの)を飲(や)っている。これもいいのだろうか? そう言えば、もうあと2切れしかなく、よくみると子供たちの手塩皿にもマヨネーズしょうゆがある。もう一回造るしかない。

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横倒しにしてやや強めに塩を振る

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ボクは徳島県人なのでスダチ。カボスでもユズでもいい

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このページは、管理人が2007年3月 5日 08:22に書いたブログ記事です。

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