2007年6月16日 岡山の旅03

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 岡山中央卸売市場では午前2時前後から陸送ものの荷が並び、ここで相対取引(競りではなく話し合いによる)が始まる。取引後、全国から集まってきた魚貝類が県内各地、高梁市や津山市など山間地にも送られる。海辺の市場では地もので間に合わない魚貝類を補填するということも行われているようだ。また太平洋側で上がったものの中継点ともなり、日本海の町々にも運ばれるものもある。
 相対取引が終わり、4時半には県内でとれた魚貝類の競りが始まる。この地もの中心の競りは6時前には終了して、仲卸、スーパーへと運ばれていくのだ。
 中央卸売市場内の仲卸は同じ水産棟にあるので競りが終わったら、荷は奥へ奥へと移動するのである。それに着いていくと仲卸が並ぶ区域に入る。仲卸の店内、店頭は人だかりがしてなかなか賑やかである。

 さて我々3人のへっぽこトリオだが、ヒモマキバイさん(以後ヒモマキとする)、きんのりさんのお二人は性格が正反対であるように見受ける。好奇心旺盛なヒモマキさんの目は大量に飛び込んでくる面白そうなものにキョロキョロして、そのオブジェクトをどう理解すべきか、頭の方も高速で回転している模様だ。そのせいか多少市場の雰囲気に酔ってしまっている。
 対する、きんのり丸さんは気になることがあると立ち止まり、じっくり見て、理解できないときには聞いてくるが、敢えて知識として取り込まない。むしろ岡山の市場の雰囲気を楽しんでいるようだ。
 この仲卸歩きで困ったことは、ボクが気になり、説明して、撮影しようとするとヒモマキさんまでがカメラを向ける。これって脇で見ていると変な光景であるに違いなく、ヒモマキさんの姿はよく考えると鏡の向こうのボクそのものでもあるわけだ。こうなるとボクが毎日のようにやっている行動そのものがおかしなものに思えてくる。

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岡山の市場人はとても親しみやすく、親切だった。

 閑話休題。
 仲卸区画は市場の建物が古いせいもあるが、どこか人間味が漂ってきて素敵だ。市場自体が薄暗いのも決して嫌ではないし、よく見ると一区画が広くて清潔だ。これなど、長い間に培われるもので、建築する段階で計算できるものではない。これから市場を設計計画する専門家にも、この時間という観念をよく念頭に置いて欲しい。それにこの市場が「岡山にとって宝物である」と市民の方達にも思ってもらえるといいな。
 また岡山は明らかに関西語圏である。そのせいか市場人もどこか明るく、ときに吉本ばりに面白いお兄さんやお姉さんを多々お見受した。軽妙さが関西圏独特のものだし、またそれに岡山らしい穏やかさが加わって市場全体の雰囲気を醸している。

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コメント(2)

見てビックリ!!
上の写真の人は、知り合いです。

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桃太郎さん、よろしくとお伝え下さい。

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このページは、管理人が2007年6月21日 08:30に書いたブログ記事です。

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