2007年6月17日 岡山の旅16 日生へ

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 岡山県は備前、備中、備後の三国からなる。岡山の歴史の本を紐解くと、それぞれに人も風土も訛りも違っているのだという。備中にある倉敷市から東へクルマを走らせる。このとき高速に乗るかどうか? 迷っていたのだが、なんとなく国道を東北に走ることとなった。まあ道すがら、気になるものを見つけたら飛び込んでみたいし、また地スーパーにも立ち寄ってみたいと思っていたのだ。

 地スーパーと言えば四国にも同名の店舗がある「マルナカ」にはどうしても立ち寄りたかった。なぜかと言うに岡山中央市場で多くの荷(発泡の箱)に「マルナカ」の文字の札を見つけたからである。ボクは常々思うのだが地魚には、その土地ならではの文化がある。また風習や伝統的な行事とも結びついているはずなのだ。その地魚を扱う地スーパーが減り、全国展開する超大型店舗がまるでガンのように地域文化を冒してしまっている。そんななか「マルナカ」の競り落としていた魚は所謂瀬戸の小魚といえそうなものも多かったのである。

「マルナカ」を探して東行する。岡山市に入り、ほどなく大きな「マルナカ」を見つけて早速探検する。時刻は10時過ぎ。なんとか夜には帰り着かなければならないので大急ぎで店を回る。
 そして鮮魚市場で見たものが、確かに間違いなく地魚がたっぷり。「いしもち(ねぶと テンジクダイ)」「がらえび(サルエビ)」、テナガダコ、今年多いという「真いか(シリヤケイカ)」もある。シャコも「赤下駄(イヌノシタ)」もあって、その時間にはなかったが刺身コーナーにはヒラも登場するという。

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左から「いしもち(ねぶと テンジクダイ)」、「がらえび(サルエビ)」。

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左、シャコ、右、テナガダコ。どれも安いのに驚く。日生の五味の市よりも安いと思う

 調味料では宮島の「かき醤油」、「金虎醤油」もあり四国の出汁醤油もある。徳島製粉のカップうどんもあって思わず買ってしまった。
「オレ、今までお土産買ったことなかったんだよな」
 こんなことを言いながら、きんのり丸さんも手に数点持っている。

 さて、ヒモマキバイさんの過酷な運命に至る経緯や、自宅で待つ可愛い子ちゃんの話を聞きながら備前市に入る。備前市伊部(伊部)と言えば備前焼の本場だ。ちょうど伊部の駅が物産館になっていたので入ってみる。2階が備前焼の直売所。名もない人のものもある。金重陶陽、藤原雄なんて100万円以上もするのもある。それで感激したかというと、どうにも感動は薄いのだ。備前焼は素晴らしい。でもこれ「け」の器と言えるだろうか? 例えば備前焼のいいものを使うにはそれなりの空間を必要とするし、また光なども考慮すべきだ。ボクが使いこなす環境にもないし、使えるものでもない。無縁の器だとしか思えないのだ。意外に芸術的感性の鋭い、きんのり丸さんも「ミス備前はあまり可愛くないね」と階段途中のポスターを見ながら呟いたのみ。ボクもそうだなと思ったが、よく見りゃ可愛くもあると言っておきたい。

 伊部を超えて道を南にとるとほどなく海にぶつかる。これは対岸が見えるところから入り江だろう。そして日生の街を通り、港に到着する。通り抜けた日生の街がよかった。そして気になったのが水餃子の暖簾を掲げた店。
「お昼に水餃子っていいな」
 きんのり丸さんのことも思って呟くと。
「だめだめ、日生には穴子のうまい店があるんです。ここまで来たらうまい焼き穴子食べなきゃ」
 ヒモマキバイさんが直線的な理論で押してくる。
 何はともあれクルマを下りて海辺に向かう。

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コメント(2)

水餃子のお店http://www.konnanodo.com/shop/suigyouza/
ですね。お店で食べるより通販メインのお店のようです。

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どなたか知りませんが情報ありがとうございます。見たところ素朴な店ではありませんね。昼はお好み焼きにして正解だった。

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このページは、管理人が2007年7月10日 16:14に書いたブログ記事です。

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