八王子市大和田のそば屋「まつ浅」さんは市内きっての釣りの名手。海に川にと年中魚を追いかけている。その浅やんがくれたのが相模川のアユ。やや小振りではあるが、いちばん食べてうまいサイズ。魚焼きに煉瓦をのせて頭を下に向けてこんがり焼く。焼いたそばから、食べると、まことに美味。
太郎とふたりで一気食い。でも「あれれ」と思ったのがワタの旨味と苦み。あんまりうまい苔を食ってはいないように思えてならない。どうやら相模川の苔のつき具合が悪いように思える。
さて、今年4回目の天然アユであったが相模川、吉野川、産地不明、霞ヶ浦と食べ比べて、残念ではあるが「感激はうすかった」としか言いようがない。
今年、うまいアユに出合えるのだろうか? 浅やん、次は狩野川かな?
●器/武内立爾作
まつ浅そば店 東京都八王子市大和田町6丁目12-28 電話042-642-1720
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和歌山県の飛魚はトビウオ
何処で釣れたか話してくれませんでしたが、中津渓谷あたりかも。今年の異常な暑さ(水温も)と雨の少なさ、苔の質が悪いのが推測されます。洪水による川の掃除がされないかぎり、何処の天然鮎も期待出来ないのでは。
海老さん、相模川のアユ、味はよかったんです。でもやや痩せてましたね。苔を食うために口が肥大してましたが餌がない状態なんでしょう。まことにアユの味、奥が深いですね。