昼過ぎに外出と言うときに、冷蔵庫を探して、簡単な昼食を整える。ボクはこんな「さっさっと手早い料理」を作るのが大好きな性分である。
見つけたのは、たくさんいただいたミョウガ、旗野農園の青じそ、一枚だけ残った、フライ用に開いたマイワシ。マイワシはフライにするために塩コショウをしてある。昨日、フライを食べて、今日もフライでは芸がない。
思い切って天丼に仕立てる。まず丼汁は我が家の出汁醤油。味醂1、酒1、醤油1、水1のなかにカツオ節を削り入れ、火にかけて煮立てる。そこに差し昆布をして1週間ほど寝かしたもの。薬味は大根おろし、生姜、海老名の海老さんにいただいた青柚。
比較的低い油温度のときミョウガ、青じそをまずは揚げる。次いでマイワシを高めの油でかりっと揚げる。マイワシの身はあくまでふわっとして、皮目が香ばしいというのが理想だ。
残りご飯を電子レンジで1分チン。そこに青じそとミョウガ、マイワシの天ぷらをのせる。薬味は大根おろしと生姜。そこに好みで出汁醤油を回しかけながら食べる。
予め塩コショウしておいたのが、予想外にいいのだ。塩で生臭みがとれただけではなく、マイワシの旨味が増している。そこにコショウがピリっとくる。揚げものとご飯の重苦しさを、コショウの刺激が軽減しているようだ。
2口、3口と食べて、残り半分に青柚を搾りかけたら、これも大正解。青柚の香りが、まったく別の趣を醸して、また新たな丼となったように思う。
マイワシはキロあたり400円で1匹60円弱。青じそ、ミョウガはいただきもので、出汁醤油、ご飯も多寡が知れた、お金に換算するに微々たるもの。おおよそ材料費100円弱のミニ天丼の出来上がりだ。
まあ天ぷら専門店のものと比べるべくもないが、その辺の食堂よりは上という味。これをして「お父さんの優雅な昼食」と呼ぶのであった。めでたし、めでたし……。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、マイワシへ
http://www.zukan-bouz.com/nisin/maiwasi.html
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土佐の廣丸、「エガニ」の快楽
はじめまして!
いつも、よく利用させてもらってます!
それにしても、、よくぞこんなに詳しいサイトを作成されたものですね!
尊敬いたします!
ぶるぱぱさん、そんなに褒めてもらえるものではありません。まだ3割方しか完成していません。
それより、また我がサイトに参加していただけると幸いです。