カツオ以外のカツオの話「スマ」

0

nagasakikenngyoren07102.jpg
●クリックすると拡大

 築地場内長崎漁連直売所に「やいと(スマ」が並んでいた。さすがに長崎県漁連は地元魚をよく知っているな、と感心する。築地など関東の流通の場には少ないがスマはこれから飛びきり旨くなってくる。
 例えばカツオは秋口から晩秋までが下りの時期、この時期いちばん脂がのっている。それなら同じサバ科の魚にも脂がのっているのは当然のことだ。サバ科の魚にもいろいろあり、一般に和名の後に「かつお」のつくものがうまくなってくる。ヒラソウダ(がつお)、マルソウダ(がつお)、ハガツオ、そしてスマ(がつお)。そのスマが冷蔵ケースに並んでいる。そこから1本選んで持ち帰る。

nagasakikengyoren07101.jpg
●クリックすると拡大

 話は変わるが、長崎県漁連直売所でこの時期お勧めなものは数々ある。数々あれど特にお勧めと言ったらオキアジ、スマ、ウスバハギだという。この長崎県漁連直営の店、ますます楽しくなってくる。お店の入江さんほか皆さん、気さくに対応していただけますので、お立ち寄り願いたい。

 閑話休題。
 やや小振りながら、このスマの刺身が絶品なのである。まだまだ脂ののりはイマイチ。やはり後1か月待ちたいところであるが、とても旨味に満ちている。「寒い時期のスマはカツオよりうまい」という人が多いのもうなずける。カツオと似て、カツオとまったく違う味わいなのだ。

suma07101.jpg
●クリックすると拡大

 このスマの刺身にのめり込んだのが我が家の姫、ほとんど一人で平らげてしまった。しかもいつもカツオをマヨネーズ醤油で食べるのに、スマは生醤油を選ぶ。
 我が家の姫も魚のわかる娘になったものだと、父ちゃん喜ぶのときであった。

長崎県漁連東京直売所
http://www.jf-net.ne.jp/nsgyoren/tokyo/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑
スマ
http://www.zukan-bouz.com/saba/saba/suma.html


このエントリーをはてなブックマークに追加

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.zukan-bouz.com/mt-app/mt/mt-tb.cgi/984

コメント(5)

user-pic

伊豆方面や茨城方面で1〜2キロ前後のスマは何度も釣ったことがあり、味も美味しい物だと認識しております。
しかし、この、表層で釣れる小型ものでなく、深場にいる5〜10キロクラスのものは、格段に味が違います。今年、小笠原で初めて獲りました。
刺身はもちろん、表面をフライパンでさっと焼くとまるでカルビ?のよう。カマを焼いたら七面鳥?のような獣肉?のような。とにかく今までに食べたことのない味で最高でした。
例えるなら、30キロのカンナギと10キロのスマどちらか貰えるならスマを選ぶかもしれません。それほどのレベルの味でした。

user-pic

かんなぎさんはお名前通りに大物釣り師なんですね。ボクは希代のヘボ釣り師なんでうらやましいですね。実を言うとスマは御前崎沖で釣っただけです。しかも1キロ上のもの。相模湾であがるのも2キロまでかな。そんな大型がいるとは驚きです。
ちなみに30キロのかんなぎはスマより魅力的だと思います。

スマは確かにおいしいですね。
しかし5キロはともかく10キロというようなスマはほとんど実見したことがありません。勿論食べたことも。ところでなんで「スマガツオ」って呼ぶのでしょうかね?どちらが美味いとかそういうのは別にしても、スマとカツオではかなり味も姿も違うように思えますが。まあ、マカジキをカジキマグロと称して流通しているくらいですから、その位の事はあってもおかしくはないのでしょうけど。
私ならカンナギを片身頂いて、残った片身をスマの片身と交換してもらおうかな・・・と。

user-pic

魚は種類によって、それぞれ一番合った食べ方などもあるだろうし、全ての魚の中で何が一番美味いと言えないのは当然です。しかし、刺、焼、煮、蒸、揚、鍋、etc.皮、ヒレ、内臓、その他の料理や寿司など・・・それら全てに得点をつけ、総合得点を競ったら、トップに立つのは間違いなくカンナギだと思ってます。その味はもちろん、市場価値なども十二分に判った上で、それでもスマを選んでしまうかもしれないという例えです。今までの2キロぐらいまでのスマとは全く別の物ですね。例えるのは難しいのですが、あえて言えば、1キロのメジと200キロの大間のマグロ?獣肉っぽいから卵と地鳥?・・・とにかく「スマ」とは別物でした。
しかし、あ2さんのように半身づつもらうのが一番ですね。^^
ちなみにスマは「やいと・とんぼ・ワタナベ・アイッパラetc」などなど、たくさんの呼び名があるのは、もしかしたら漁師さんたちが、そのあまりの美味しさにカツオとは区別する為にそれぞれ名前をつけたのかも?とあれを食べたら思えてきました。
長くてすいません。あの味の衝撃を伝えたくて熱くなってしまいました(^^;)

user-pic

あ2さん、かんなぎさん、スマはほんとうにうまいですね。ちなみに和名のスマは「縞」の転訛ではないかといろんな文献にあります。
でも、スマを市場で探すのは大変です。僕自身も相模湾や三重県からご厚意でいただいたり、都内では長崎県漁連しかありません。
また、かんなぎさんの話を見ていると大物釣りも一度やってみたくなりますね。

月別 アーカイブ

このブログ記事について

このページは、管理人が2007年10月23日 10:51に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「マグロの頭にあるのが八の身、マグロ屋の頭も光る味わい」です。

次のブログ記事は「サケの考現学18 ベニザケはすべて天然」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。