三番叟は冬の季語だろうか?

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 だんだん肌寒を通り越して、街に枯葉舞、そろそろ冬到来を思わせる候となってきた。
 そんなとき八王子綜合卸売協同組合『やまぎし』で見つけたのが「三番叟」、すなわちイシダイの若魚である。体長17センチしかないが、「三番叟」も季節を感じさせる魚なので買ってみる。一緒に入っていたカイワリともども100グラムあたり80円で200円ちょうどの支払。

 これを帰り着いて刺身につくる。やはり思った以上に脂がのっている。
 イシダイというのは不思議な魚で小さくても味がいい。とくに寒い時期の小型魚は親よりうまいんじゃないかと思うほどだ。
 そしてその小振りのイシダイに脂ののりを感じると冬だなと感じる。

 残念ながら真昼の刺身、これで酒ともなるまい。ただただ刺身として食べて美味だと感じただけ。けだし忙しい日々は嫌だねー。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、イシダイへ
http://www.zukan-bouz.com/suzuki/isidai/isidai.html


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コメント(4)

磯からはなかなか釣れなくなりましたね。
船だとシマの消えかかったものから、はっきりシマの残る小型のものまで、比較的よく釣れます。
どちらも本当に美味しいですね。
磯臭さがないせいか、僕も小さいもののが美味しく思えます。
以前、1.5キロほどの本イシを少しの期間、沖の生け簀で蓄洋したものをいただきましたが、とても美味しかったですね。磯臭さが抜けるみたいですね。
ま、もっとも、多少磯臭さがあっても野性味があって
それはそれで味わい深いと言えますね、魚好きの僕としては。

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確かに防波堤からは気軽に釣れなくなったようですね。今年はなんどか伊豆半島に防波堤釣りにいってるんですがイシダイは稚魚しか見ていません。

確かにイシダイは幼魚のほうが身のきめが細かでおいしいですね。
手間はかかりますが20cm前後のサンバソウを薄く作って、スダチ醤油でさらっと食べるのは絶品です。
縞が消えたくらいの野趣あふれる味もなかなか良いものでどちらも捨てがたいですね。
ちなみに高知ではイシダイを「コウロウ」、イシガキダイを「モンゴウロウ」と呼びます。

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あ2さん、そうですね。スダチ、ボクは醤油でも粗塩でもいいですね。
「こうろう」「もんごうろう」というのは高知のどこでしょう? あ2さんとはいろいろ話をする必要がありそうです。

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このページは、管理人が2007年11月 9日 17:06に書いたブログ記事です。

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